
(第一章)「唐笠」に続く第二章が公開された。今回は鑑賞時間の都合でLIVE ZOUNDではなく通常上映。
今回のモノノ怪は、事あればポッポッと燃え、激しく飛び交い人を焼き尽くす「火鼠(ひねずみ)」。それが大奥の人間模様に依り代を得て不可解な事件を巻き起こす。
おどろおどろしい情念、大奥と言う組織の維持、家名や家系への執着、設定を変えればいまだ現代にも通じそうな問題と思わされるストーリー。前作にも増して華やかかつ禍々しい強烈な色使いの映像。通常上映でも相当の迫力ある音響。「二匹目のどじょう」ではなく端から計画されていた続編であろうと納得させられた。それが証拠に、本作の公開を待たずして「第三章 蛇神(へびがみ)」の制作・公開がアナウンスされているのだ。来年が待ち遠しい。
2025年3月17日 川崎・チネチッタにて
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