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日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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外尾悦郎 「ガウティの伝言」(光文社文庫)

2008-04-14 06:10:14 | 本・映画・展覧会
 うちに送られて来る何かの雑誌で毎号「海外で活躍する日本人」という連載があり、興味深く読んでいる。こう見えて少しは海外生活に憧れていたりするので、ただ生活するだけでなくしっかり仕事を(それも一流の)する人を尊敬しちゃうんである。

 その連載記事に載っていた、スペインはバルセロナにある「あの」サグラダ・ファミリア(聖家族教会)の現時点での建設を指揮しているのが日本人と知った時の驚き。他国の民に任せるスペインの懐の深さ。なんか凄い世界だなーと思っていたら偶然にも、その建築家(というより彫刻家)の書いた本に出会ったので買い求めた。

 サグラダ・ファミリアは彫刻のかたまりみたいな建築群であるから、数時間や1日、いや1ヶ月でも全貌を知る事は不可能と思われる。が、個々の彫像や塔はともかく、全体に流れる思想や位置づけ、そして背景を知るのに本書は絶好の手引きとなりうる。ですます調で丁寧に書かれた本書を読んでいると、現地ガイドの説明を聴いているかのよう。

 ガウディの建築はここだけでなく、グエル公園やカサ・ミラ等バルセロナ市内だけでも沢山ある。限られた時間に訪問するとすればどこを見てどこを捨てるか、新たな悩みを提供してくれる本でもあるが、バルセロナ訪問者はぜひ一読が吉ではないか。

 2008年4月11日 通勤電車の車中にて読了
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