シリーズ3作目。地域産業の育成と言う役目を忘れ、単なる金貸し、自行の収益しか追求しない存在になり下がった地銀や信金を痛烈に批判。自らの存在意義を放棄した結果、心ある預金者、取引先企業からはそっぽを向かれ、預金流出、口座解約もしくは取引縮小が付けとして跳ね返ってくる。
一方で、消費者も漫然と金融機関に頼りっ放しになるのではなく、自らの目で金融機関を選別することを著者は(声高ではないが)求めている。が、それはなかなか皆ができることではなかろう。そういう知識の無さ(著者は「弱者」とする)だからこそ金融機関を頼りにするのであり、金融機関が無知に付け込んであくどい無理な貸出や回収、自行のみ有利な借り換えや金融商品売り付けを行うのだ。
金融機関批判の部分は読んでいて痛快だが、一方で預金者にはリテラシーを求められるとなると、ページをめくる勢いが鈍ってしまうのだった。
2023年5月23日 羽田空港より帰宅の電車にで読了。
一方で、消費者も漫然と金融機関に頼りっ放しになるのではなく、自らの目で金融機関を選別することを著者は(声高ではないが)求めている。が、それはなかなか皆ができることではなかろう。そういう知識の無さ(著者は「弱者」とする)だからこそ金融機関を頼りにするのであり、金融機関が無知に付け込んであくどい無理な貸出や回収、自行のみ有利な借り換えや金融商品売り付けを行うのだ。
金融機関批判の部分は読んでいて痛快だが、一方で預金者にはリテラシーを求められるとなると、ページをめくる勢いが鈍ってしまうのだった。
2023年5月23日 羽田空港より帰宅の電車にで読了。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます