
オール鹿児島ロケ、ひょっとして鹿児島でしかやっていないんじゃ?と言う映画を見つけたので観た。
旧車を軸に、火種に、家族三世代のつながりや相克を描いた作品。出てくる旧車は主にハコスカとスバル360。それに86トレノや、各代スカイラインやブルーバード、330セドリックや51マークIIなど「街道レーサー」好きなが喜びそうな仕様の車両が登場。あいにく自分はこの手の改造は嫌いなので、「あーあんなに酷くいじっちゃって」と思ってしまったが。
主演は哀川翔、生まれは徳島らしいが育ったのは鹿児島だそうなので、彼ありきの作品と見た。久しぶりに見たが、相変わらず兄ちゃんっぽいね。スリムな体躯を維持しているのは素晴らしい。甲高い声も変わらず、鹿児島弁はお手の物だと思うが劇中では県外の人でもわかるよう「デチューン」したそうで、なるほど。
家族を顧みず旧車第一で好き勝手に生きてきた男が、父の死や息子のトラブルから家族の大切さに気付き少し生き方を変えるストーリーは、誰にでも起こりそうに思えた。本作ではそれが旧車だっただけのこと。なかなか考えさせられる内容だった。雄大な舞台背景は、現地を旅行中でもあり心に沁みるものがあった。
2024年11月16日 鹿児島市・ミッテ10にて
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