タイトルから、著者がホームれるに身をやつした体験記を綴ったものかと思ったが、そうではなかった。職員として、極めて近いところから見たホームレス考察記といった感じ。
初版刊行は四半世紀も前の本となる。この時点ですでに、ホームレスは単純にあぶれ者もしくは好きで社会を捨てた者がなるだけでなく、本人の意思にかかわらず、ホームレスに身をやつすことを余儀なくされた者がいるという指摘は興味深い。そして近年、そういう人々の割合は増えているのではないか(特にCovid-19以降)。
ホームレスの生活に密着したルポではなく、彼らがどのような支援を受けているかの記述も十分とは言えない。いま読むと内容には物足りない点が見えうるが、書かれた時代の警鐘と考えれば、納得もゆくのだった。
2023年3月7日 ハローワークの待合室にて読了
初版刊行は四半世紀も前の本となる。この時点ですでに、ホームレスは単純にあぶれ者もしくは好きで社会を捨てた者がなるだけでなく、本人の意思にかかわらず、ホームレスに身をやつすことを余儀なくされた者がいるという指摘は興味深い。そして近年、そういう人々の割合は増えているのではないか(特にCovid-19以降)。
ホームレスの生活に密着したルポではなく、彼らがどのような支援を受けているかの記述も十分とは言えない。いま読むと内容には物足りない点が見えうるが、書かれた時代の警鐘と考えれば、納得もゆくのだった。
2023年3月7日 ハローワークの待合室にて読了
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