20年以上前に書かれた本なので、内容の正確さを批評するのは正しくなかろう。とは言え現実と比べてどうかが気になるのは当然のこと。幸い、本書に書かれた主張は概ね現実のこととなっている。世界経済において西太平洋圏の成長は著しく、重要性も増すと言うもの。現実には本書で書かれた以上に中国の伸長があり、一方でアジア通貨危機があったりして東南アジア諸国の発展が少し抑えられてしまっているが。
そして社会主義は消えたのか?社会主義は消えたが共産党は消えていないと考えるのが適当か。ベトナムもあまり表沙汰にはなっていないが相変わらず国家や警察が強権発動しているようだし、中国はその度合いを強めているように見える。北朝鮮は党から個への集権が目立つ。
後出しじゃんけんのようだが、少し前に書かれた本を読んで「検証」する読み方も面白い。
2018年8月2日 通夜へ向かう電車にて読了
そして社会主義は消えたのか?社会主義は消えたが共産党は消えていないと考えるのが適当か。ベトナムもあまり表沙汰にはなっていないが相変わらず国家や警察が強権発動しているようだし、中国はその度合いを強めているように見える。北朝鮮は党から個への集権が目立つ。
後出しじゃんけんのようだが、少し前に書かれた本を読んで「検証」する読み方も面白い。
2018年8月2日 通夜へ向かう電車にて読了
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