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日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【本】開高 健著 「新しい天体」(新潮文庫)

2020-06-01 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 本を読む時間が増えた割には読書進まず、理由は図書館の休館。無料で借りられると判っている本を買うのはどうもね…本書は休館になる直前に借りた本、自分が社会人になった頃の本なのに随分と古めかしい体裁、当時まだこんな感じだったんだっけ?読む前にひとしきり考え込んでしまう。

 役所に勤める主人公は「予算消化」の名目で作られた職に充てられ、経済調査の名のもと全国の旨い物をカネ掛けて食べると言う生活を始める。手段はともかく、予算消化は身近に見ているのでニヤリとしてしまう。

 主人公は最初、庶民的な味の「調査」をするが、予算消化が足りないとする上司は地方の老舗の高価なコースなどを味わうよう指示。時には主人公だけでなく部局の管理職一堂で、飽食とも言える記録が続く。

 しかし、読み終わって釈然としない。珍妙な設定を借りた飽食の記に留まるとは思えない。予算消化と言う役所の制度風刺にしては手が込みすぎている。飽食の虚しさを書きたかったのか、書名の「新しい天体」とは何を示唆しているのか。考えが及ばず悔しい。

 2020年4月21日 自宅にて読了
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2020年5月3日 【食べ物】川崎藤崎・よってこや

2020-06-01 06:00:00 | 食べ物・飲み物
 川崎のJR/京急本線駅から海側、京急大師線と南武線に挟まれた川崎区エリアには古くからの住宅や小さな工場がびっしりと立ち並ぶ。川崎駅から伸びる何本かの通りのうちの一本、富士見通り沿いにある当店は、駐車場もあるファミレス級の大きな店舗。ラーメン屋は小さな個人店舗に旨い店ありと信じている身として抵抗を覚えながら入店。

 看板メニューらしい「京都屋台味醤油ラーメン」が着丼してみると、想像よりコッテリしたルックスにたじろぐ。だが鶏骨醤油スープは啜ってみるとイメージよりはサラリとしており、ちょっとホッとした。細めの麺は負け気味か、知っていれば「かため」と頼んだのだが残念。青々としたネギが気持ち良い。チャーシューも悪くない。ご飯が欲しくなる味だが、もちろん我慢した。

 ところで「よってこや」って何処かで見た気がするんだけど…どこだったかな?でもこのメニューは昨秋リニューアルしたメニューなので、寄った甲斐はあった。
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