さんざん議論されてきたであろうし、永久に万人が納得することのない問題について「行く側」の理論が詰まった本。
正直な人もいる。単純に使命感だけではなく、そこに自己の欲求(野次馬根性、特ダネスクープ、自己顕示欲…)が全く無いかと言われればその存在を全否定はできないというもの。そうでない人の方が気持ち悪い。
政府が発表しない「不都合な真実」を日本人に伝えるためには、やはり日本人のメンタリティで現地を見て伝えることが大事と言う説は頷けないこともなかった。宗教観や倫理観の異なる、さらに利害関係の異なるロイターやAPの記事だけでは十分でないと言う話を聞けばそうかもしれないと思うだろう。
やはり政府としては邦人保護の大原則があるので、「行きたければご自由に、その代わり誘拐されても何もしませんよ」と言うわけにはいかないのだろう。本音を言えば余計な見聞きを伝えられるくらいなら見殺してしまいたいだろうが、そうもできないので、そもそも行くなってことにするんだろう。
でもね…やはり多額の身代金なんて記事を読むと、申し訳ないけど「この人(たち)の命や仕事にそれほどの価値はあるのか」と損得で考えちゃうんですよ。
2017年6月11日 かがやき510号(富山→東京)車中にて読了
正直な人もいる。単純に使命感だけではなく、そこに自己の欲求(野次馬根性、特ダネスクープ、自己顕示欲…)が全く無いかと言われればその存在を全否定はできないというもの。そうでない人の方が気持ち悪い。
政府が発表しない「不都合な真実」を日本人に伝えるためには、やはり日本人のメンタリティで現地を見て伝えることが大事と言う説は頷けないこともなかった。宗教観や倫理観の異なる、さらに利害関係の異なるロイターやAPの記事だけでは十分でないと言う話を聞けばそうかもしれないと思うだろう。
やはり政府としては邦人保護の大原則があるので、「行きたければご自由に、その代わり誘拐されても何もしませんよ」と言うわけにはいかないのだろう。本音を言えば余計な見聞きを伝えられるくらいなら見殺してしまいたいだろうが、そうもできないので、そもそも行くなってことにするんだろう。
でもね…やはり多額の身代金なんて記事を読むと、申し訳ないけど「この人(たち)の命や仕事にそれほどの価値はあるのか」と損得で考えちゃうんですよ。
2017年6月11日 かがやき510号(富山→東京)車中にて読了