先日の長期旅行は2017年8月に入手したスーツケースで出かけたのだが、道中で1つのキャスターのタイヤゴムが剥離してしまった(写真上)。幸いそのまま旅は続けられ、帰国してから対処を考えた。
1)保険会社に申告し、過去にやったように修理会社に送って修理して貰う
→2週間後に使用予定であり日程的に間に合わなそう。事実、保険会社に確認したが間に合わないとの事だった。
2)保険会社に申告し、代品を提供して貰いこれまでの物は処分する
→代品提供もしくは金銭的補償であってもいったんは修理業者に送って見積をする必要があり、1)同様日程的に無理とのこと。
3)自分で修理業者を探して修理し、その代金を保険会社に請求する
→「航空会社の破損申告受付書」「破損箇所の写真」「修理業者の領収書」があれば対応可能とのこと。
今回は持ち運びが面倒だが自分で業者に持ち込み、修理して貰った。ネットで「スーツケース 修理」と検索すると幾つもの業者が出てくる。その中から行き易さと修理時間で業者を選んだ。費用は保険会社持ちだから、あまり気にする必要はない。キャスターの壊れたスーツケースを持ち運ぶ距離が重要である。
業者で見て貰うと、キャスター本体はしっかりしているのでホイールだけの交換になります、と。お願いしている間に昼食、コーヒー。わずか1時間足らずで作業は完了。まあホイール4つの入れ替えだけだからな。その割には結構な作業費であるが。
ホイールは全く同じものでなく、静音タイプが着けられていた(写真下)。ついでに作業方法とか8輪キャスターの是非とか伺ったが、意外にも8輪キャスターが良いとは言い切れないとの説明に驚いた。部品点数が多くなることで壊れやすい。構造上ガタがきやすい、等々。
保険会社に提出する領収書を発行して貰い、引き揚げた。引っ張ってみると静かになっただけでなく、ベアリング入りのためか心なしか軽く引けるようになった気がする。たぶん電車賃は自己負担となるのが癪だが、保険金請求書の到着より早く、物理的には問題が解決して良かった。