帰国生と大学受験対策の模擬面接をしていると、「将来は途上国に行って、その国の発展に力を尽くしたいと思います。」という答えが返ってくることが多いです。面接の答えとしては改善の余地ありですが、海外で生活する中で、自分の目で見たこと、自分の耳で聞いたこと、そして学んだことを活かしたいという思いの現れであることは分かります。
発展途上国の人々の助けになりたいという思いが形になったのが、昭和40年(1965年)の今日(4月20日)発足した青年海外協力隊ではないかと思います。前年の1964年には新幹線が開通し、東京オリンピックが行われています。国内の発展があり、海外に目が向けられるようになってきたということでしょう。
日本と海外を取り巻く状況は、それからの45年の間に大きく変わってきました。しかし、そういった中でも、変わらない部分もあるのだなということを、帰国生から感じ取れました。(Iha)