若竹屋酒造場&巨峰ワイナリー 一献一会 (十四代目日記)

何が酒の味を決めるのか。それは、誰と飲むかだと私は思います。酌み交わす一献はたった一度の人間味との出逢いかもしれません。

博多練酒の歴史を調べる(香蘭女子短大:橋爪先生)

2004年10月06日 | 近ごろの十四代目
 
福岡にある香蘭女子短期大学の橋爪先生が研究論文執筆のために若竹屋を訪ねて来られました。

江戸時代末期の料理書「万菓子作様」についての解説と考察がテーマだそう。この手写本は、中世の名残を残す菓子や筑前名物料理の製法などが記されており、中世から江戸期の飲食文化を識る貴重な史料だそうだ。

この本に載る「博多練酒」を追って若竹屋に来られた橋爪先生から、私たちも知らなかった練酒についての様々な事柄を教えて頂きました。今月末が論文提出の期限ということで、少しでも若竹屋がお役に立てればいいな、と思っています。

ひとつのお酒から様々な行動様式や文化が生まれます。そして人との出逢いや物語も生まれたりする。造り酒屋に生まれ育った幸運をあらためて感じた一日でした。

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