若竹屋酒造場&巨峰ワイナリー 一献一会 (十四代目日記)

何が酒の味を決めるのか。それは、誰と飲むかだと私は思います。酌み交わす一献はたった一度の人間味との出逢いかもしれません。

たのしまる春まつり2005(若竹屋蔵開き)

2005年03月20日 | 近ごろの十四代目
 
20日・21日の2日間で蔵開きをしました。若竹屋の蔵開きは年に2回、春と秋にあります。県内の蔵元さんは初春2月頃に蔵開きをするところが多いと思いますが、若竹屋は毎年3月下旬に行います。

それは、酒造りがほぼ終わっているので蔵の奥まで見学してもらえるからです。4年前から、田主丸にある蔵3軒(巨峰ワイン・胡麻祥酎紅乙女・若竹醤油)と日を合わせて蔵開きを行っています。今では田主丸中央商店街をメイン会場に町内団体と一緒に催す「まちの祭り」に育ちました。

酒は日本の文化です。

日本の気候風土から生まれた醸造技術。美味し酒があったればこそ存在するしきたり。酒器や飲み方、言語や立ち居振る舞い。酒の存在が創りだした様々な行動様式があります。それらを文化と呼ぶのです。そんな文化を生み出した源流の一つである酒蔵。だから酒蔵の奥深くわけいり、麹を造る箱を見、酒を搾る蔵子の話を聴くことは、日本文化に触れる知的体験そのものなんです。

酒蔵が見れない蔵開きはもったいない。
新酒を飲むだけのお祭りじゃ、あんまりだ。
若竹屋はそう考えています。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。