若竹屋酒造場&巨峰ワイナリー 一献一会 (十四代目日記)

何が酒の味を決めるのか。それは、誰と飲むかだと私は思います。酌み交わす一献はたった一度の人間味との出逢いかもしれません。

今日の勤めの田草とる (酒米生産農家の皆さんと打合せ)

2007年01月12日 | 近ごろの十四代目
若竹屋では酒造に使用する原料米(酒米)のほとんどは契約栽培してもらっています。その生産農家の方々と次年度の米についての打合せをしました。

この時期、若竹屋としては酒造りの最中ですが、米についてはもう生産計画について考えなければなりません。というのも種籾の手配を3月にはしないといけないのです。生産農家の皆さんは、とても研究熱心な方ばかりです。今回の会議では「無農薬米」についての議論を大いにしました。

福岡県には「減農薬・減化学肥料栽培認証制度」というものがあります。これは認証農産物についての生産情報をHPなどで公開しているものですが、福岡県の検証による厳しい認証基準があります。

また農林水産省が認定する「エコファーマー」という認定基準もあるので、その2点について認定取得をし、次年度製造する若竹屋の酒に使用していこうと決議しました。

この秋は雨か嵐かしらねども
今日の勤めの田草とるなり

二宮尊徳が詠ったものですが、 私たちの仕事はまさしくその通りだと思います。よい米を育てること、よい酒を醸すこと、いずれも人智を超えた力によって為されるもの。そこでの私たちの仕事は、ほんのわずかなものです。

生産農家の皆さんとの真剣な打合せに、胸を熱くした一日でした。

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