オレンジ色の紫陽花

携帯から軽快に綴るおいらの日々。
…だったのだが、ツイッターのまとめブログに変更。極稀にこっち単独の記事もある、かも。

「里見八犬伝」

2005年12月10日 00時48分43秒 | ほぼ、文庫本
里見八犬伝/植松三十里/小学館文庫

来年、新春のドラマ(TBS系列にて、1月2日、3日放映)のノベライズ本、らしい。おいらはまた、新たに八犬伝の新訳?でもないけど、なんか、ま、そういうのが出たのかと思って購入してしまいました。
(でもそういえば帯にさ、ドラマの配役とか、それぞれの写真とか、いっぱい載ってたよ。写真的にどうもなあ、と思ったので帯ははずして撮りました。)

で、一気に、さーーーらーーーーっ、と読みました。

感想ですか?
聞きますか?(いや聞いてないし)

土台、無理なんですよ、八犬伝をドラマにするなんてのは。
あーーーーーーんな長い込み入りまくった話を、たとえば1年間の長丁場にしても全然足りません、て!
でもそれを、あえてドラマにしたわけですから、どこをどう切り取ったのかな、ってちょっと楽しみでもあったんですよ。主役が信乃(タッキーがやるんです)だってぇから、ああそうか、浜路やら網乾やら出てきて、大塚から古河に行って、現八は出てくるかもな、小文吾はどうかな。とか思ってましたとも。

…ある意味、力技ですごい、と思ったよ。
原作:滝沢馬琴「南総里見八犬伝」 であって、これはベツモノです。
なんていうか、パロディ(おい)?二次作品(こら)?
まあでも、仕方ないよな、このくらい設定とか変えないと、絶対納まらないもん。
本を読む限りでは、八犬士がまあまあそこそこ平等に出ていたので、そこは良しとしましょうよ。努力を認める、みたいな(えらそうだな、おい)。
小文吾のエピソードが薄いよな、てところがちょっと気になりましたが。房八も出てこなかったし。ぬいに至ってはお姉さんになってるし(原作は妹)。
ゝ大法師は、本の中ではついにその名前が出てきませんでした。ずーっと「大輔」のまんまだったよ。それはどうなの!と違和感ありまくりでしたが、まあ、ベツモノだし。
そういうの言い出すときりがないですので、ベツモノですから、てことで目を瞑ることにして。いやでも、…以下略。

で、ドラマですか?
渡部篤郎がいっぱい出そうなので見ようかな。田辺誠一の網乾もよさそうだな。
この本はあくまでも「ドラマ」の脚本を元にして、「南総里見八犬伝」を原作とした創作、だそうなので、元になった「ドラマ」を見ようかな、って気持ちはあるかも。(でもお正月の事ゆえ、ほかに重なったらすかさずスルー)(そういえば古畑ってカブってるんじゃあ?)(八犬伝、危うし)(笑)


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