今日は終戦記念日。
8月に入ると各TVでは各局が戦争のを放送しますね。
「犬が消えた日」 は見逃してしまいましたが、戦時中、軍用犬だけでなく、飼い犬が供出された事実(兵隊さんの防寒用の毛皮に)は 「マヤの一生」 という絵本で知りました。
動物作家と言われている “椋 鳩十” さんの作品です。
1970年に発行され、もう 72刷目になり、未だに受け継がれている事が分りました。
「マヤ」という家族として一緒に暮らしていた犬の話しです。
最後に、悲しい別れがあるのですが、物語は戦争の惨さを延々と綴られている訳ではなく、愛らしいしぐさや犬の習性などが生き生きと描かれていて、犬と暮らした事がある人なら情景が浮かびます。
猫も登場しますが、同様です。(ニワトリも出てきますが、頷ける方はいらっしゃるでしょうか?昔は庭にいたりしたようですが)
幸せな日々が丁寧な綺麗な日本語で語られていて、だからこそ、そんな日常が “プツン!” と断ち切られた戦争というものの非情さを余計強く感じます。
読みやすい本です。
どうぞ、お子さんのいる方はお子さんに、犬好き,猫好きの方もお勧めです。