すぎなみ民営化反対通信

東京・杉並発。「一人が万人のために、万人がひとりのために」をモットーに本当のことを伝え、共に歩んでいきたいと思います

24日杉並区議選投票日。青年・労働者先頭に「すべての原発いますぐ止めろ、生きさせろ」の投票行動を

2011年04月22日 | 2011年4月杉並区議選

原発廃止!私たちは明日生きていなければならない!

FUKUSHIMAは全世界で原発廃止の闘いを呼びおこしている

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(3月26日ドイツ、原発賛否をめぐる州議会が開催されるバーデンビュルグで原発反対大デモが闘われた)

 24日、統一地方選挙(杉並区議選)は、非常に大きい意味を持っている。4月10日には、杉並区高円寺で1万5千人参加の反原発デモが闘われている。杉並は原水禁運動発祥の地だ。原発推進・原発輸出の民主党田中区政のもとでの区議会選挙だ。この杉並区議選にはたった一人だが、「すべての原発今すぐ停止、廃炉」「原発なくせ・社会を変えよう」を掲げて原発絶対反対の現杉並区議会議員が立候補している。原発反対の青年・労働者・住民は東日本大震災を理由とする「自粛」「政治休戦」を打ち破り、ヒロシマ・フクシマ発の原発廃止1000万署名運動を区内で繰り広げてきた。福島第一原発事故の拡大のもとで世界の支配階級とその政府は「原発推進」をあらためて表明し、全世界の労働者階級農民漁民学生市民は原発廃止の闘いにたちあがっている。核・原発と人類(人間社会)は共存し得ない。ここに曖昧なものは何もない。「ノーモア ヒロシマ ノーモア ナガサキ」「NO NUKES」「NO MORE FUKUSHIMA」は明日私たちが生きられるかどうかの闘いだ。すべての青年、労働者、住民は明日、杉並区議選でその意思を投票行動で示そう。

原発推進のインドで絶対反対の大抗議デモ

 3・11福島第一原発大事故を受けて、4月9日、政府の原発建設開始に対してインドの労働者農民が絶対反対の大抗議デモに立ちあがり、警察の発砲でデモ参加者一名が虐殺されたことに対して、連日の原発反対大デモが闘われている。全世界の労働者農民漁民学生市民が、原発とはカネ儲けがすべての原子力産業であり労働者住民に核放射能被曝と汚染をもたらすものと抗議・断罪している。チェルノブィリに続く今回の福島原発大事故で原発は人間とは共存できないということが完全にハッキリした。

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原発(核)への態度には推進か廃絶しかない。原発推進・容認は人類の破滅、私たちが生き抜くためには廃絶あるのみーそれがFUKUSHIMAの結論だ。

 社会のすべてを担っている労働者こそが、明日の次代を担う青年こそが、この明瞭な、しかし重い選択を身をもって示さねばならない。人間は自然存在であるが、核は自然界には存在しない。核反応は始まったら誰にも統御できない。人類はカネ儲けがすべての資本主義のもとで戦争の武器として、不遜にもこの自らも制御できない核をつくりだした。この自らの手に負えない核を生みだした人類は、人類として生きながらえるためには、自らの手で核を廃絶するしかない。この人類がつくりだしてしまった負の遺産たる核の脅威・恐怖・危険の廃絶は、戦争(核武装・核戦争)を不可避とし、戦争と階級支配の護持のために、さらには効率的な原子力産業によるカネ儲けのために原発を必要とする資本主義、資本家階級に労働者階級自身がとってかわる闘いによってしか解決の道はない。

 原発=核の問題とは、いかに危険な核を安全に管理し、安全に利用できるかという問題では金輪際ない。「原子力安全神話」「原発=クリーンエネルギー神話」がまったくの嘘八百であり、原子力産業によるカネ儲けと核武装転用の仕組みを護持・強行するための建前に過ぎなかったことが、今、福島第一原発大事故として目の前で日々明らかになっている怒りに堪えない真実である。チェルノブィリの石棺になぞらえて、単に炉心爆発を注入冷却水で弥縫的に防いでいるに過ぎない危機的で綱渡り的な状態を「水棺」などと何か局面打開があったかのようなデマをふりまいてごまかしているが、「水棺」が聞いてあきれる。事態は日々悪化している。地球的規模の破局の危機が厳在している。核・原発をめぐって、ここに資本家階級とその政府=国家、労働者階級人民は非和解的に対立している。原発技術の改良、発達、陶冶のうえに何かがあるのではない。原発はそれを使って戦争とカネ儲けを繰り広げる資本主義を倒して、何としても絶対に廃絶しなければならないものだ。すべての原発今すぐ止めろ!原発なくせ・社会を変えよう!!-このことが一刻を争う切迫した私たちのテーマとなっている。

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(4月10日高円寺1万5千の反原発デモ)

《全原発の即時停止・廃炉、原発廃絶》を掲げないのはすべて口先だけの「原発反対」、実際は政財界の原発推進に屈服する原発容認派。原発は絶対ダメをはっきりさせよう!

 選挙公報や立候補者の選挙ポスター掲示板や駅頭や地域で配布されている宣伝物をみるとすぐわかることや、注意深くみるとよくわかることがある。

 すぐわかるというのは、たとえばNHKテレビのニュースで常にトップで「深刻な状態にある福島第一原発で・・・」と扱われ、メディアの統一地方選報道でも今回の選挙が「原発選挙」と言われているのに、杉並区の場合48名の定数議席をめぐる72名の候補で原発問題に触れているのは、ごくわずかしかいない。この地球的規模で全世界のニュースの焦点になっている原発問題で、しかも原水禁運動発祥の地である杉並区の選挙で、公約やスローガンに原発への態度がないのは、その全員が原発推進派か原発容認派だということだ。

 では原発に触れているものはどうかというと、注意深く見ると、「原発をなくそう」「原発をとめよう」と言っているのはたった一人で、他は全員が色々な言い回しをしているが「原発の廃止」「原発の停止」とは言いきっていない。

 ★ 典型が日本共産党「原発安全神話からの訣別」「原発頼みのエネルギー政策からの転換」「自然エネルギー利用への計画的脱却」。

 同党の『しんぶん赤旗号外』の原発特集ではさかんに「日本共産党は一貫して原発の危険性を指摘してきた」と言ってはいるが「原子力は未完成」「原発が危険なものであることを前提に管理に万全の安全を講じなければならない」というものだ。

 ここにはここそこに「原発は危険だが管理をきちんとやればまだまだ使える」「原発は安全最優先で改善すれば完成させることができる」という考え方が顔を出している。

 だから同党が「原発新規増設に反対」と言っても、既存の原発はいま深刻な事故が起きていないなら存続、そのための「安全最優先の総点検」が重要というものに過ぎない。

 「原発を直ちに止めろというのは非現実的で無責任」(志位委員長)というに至ってはまさに原発容認・原発護持・原発推進路線だ。「計画的脱却」と言っているように原発が存在し稼働していることには、いつ福島第一原発のような大事故が起きても不思議がない危険があっても、停止・廃止ではなく容認し目を瞑るということだ。

 だから『しんぶん赤旗号外』では福島第一原発大事故をひきおこしている元凶である政府・東電への抗議や怒りはまったく示されず、「菅首相も日本共産党の原発増設の中止、原発の安全総点検の申し入れを受け入れた」ということを大写しにしている。

 日本共産党は「原子力は未完成」の不破前委員長の引用に示されるように、原子力・核・原発は「利用価値」があり「完成できれば平和利用、安全管理もできる」という原子力肯定派であり、人類・人間社会とは共存し得ないあいいれないものだという認識はまったくない。日本共産党は原発の停止・廃止に反対しているということだ。

 ★ この日本共産党のミニチュア版が無所属区民派。「危険な原発いりません」という無所属区民派のスローガンに集約されている。日本共産党同様「原発は危険」とは言うものの、危険ならば停止・廃止と言うべきなのに決して停止、廃止とは言わない。「要りません」?!必要か不必要かという問題ではないだろう!!人類、人間社会にあだなす危険極まりないものだから、廃止しなければならない、存在し稼働していることそのものに反対するという根本がないのだ。結局「危険な原発」でなければ“安全な”原発ならばいいということではないか。これは原発反対ではない。原発容認であり、“安全に”原発を管理・推進してくれというものでしかない。だから原発推進、原発輸出の民主党・東京のトップである田中良杉並区長に抗議もせず、田中区長と一緒に義援金募金活動をやり、そのことを吹聴するという始末なのだ。原発推進の先兵・田中良区長を美化するなど断じて許されることでない。

4月24日杉並区議選-青年・労働者先頭に、原発推進に絶対反対で断を下そう!

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