いやあ、なんかさらにばかばかしくなってきました。
基本的に、夜に考えたことは次の朝になるとバカバカしくなるんですが、今日は特に。
ここでろくでなし子さんの登場です。
リストを作った人物を揶揄するような表現で、かなり能天気な事を言ったことに対して、ネトウヨは喜び庭駆け回り、ネトウヨにとっての「サヨク」側は、怒りに震えたんですが、ネトウヨは頭が悪いから仕方ないとして、ろくでなし子さんを攻撃する人たちの発想はいささか異様なものがありましたね。
みんなではないですけども。
ぼくが(ろくでなし子さんの発言を)見た時に感じたのは、当事者意識の欠如でレイシズムの性質の悪さなどはわかっていないんだろうなと。
いや、実際に被害者がいるとかそういうものは理解していないんでしょうね。
これはあかんなとは思ったけど、バッシングに発展するかね、というレベルだったんですよね、その時は。
それがまあ、あらぬ方向にというか、なんとなく今の日本では当然の流れなのかも知れなけど。
ろくでなし子さんが有名人になったのは、あの逮捕ですよね。
「3Dプリンターで自分の性器をプリントして、アダルトショップで売りました」かどでお縄になったんですよね。
これはおかしいだろうと。
おいらも「誰にも迷惑かけてないだろ」という主張をしていましたが。
普通、誰かに迷惑かけたぐらいでは逮捕もされたりしませんけどね。
コンビニで売ってたらそりゃかなりいろいろ問題ありそうですが、アダルトショップですよ。
誰かが傷つくということもないでしょ?
「ああ、それ考えてたのに私より先にやりやがったな!」ぐらいの人はいるかもしれないけど、逮捕にはならんよね。
他に傷つくとしたら
毎日、自分の○○こを鏡に映して「鏡よ、鏡、この世で一番美しい○○この持ち主は誰?」
とかやってる人ぐらいですかね。
「なぜ、私の○○こじゃないのよ。こんなに美しいのに」
まあ、いないと思いますけど。
今回のろくでなし子さんバッシングでは、
「私たちはあの時、擁護したんですよ」
「あなたは彼ら(レイシスト)と戦うべきです」
などという言説が。
で、とうとう「正義」という言葉まで。しまいには「絶対的正義」も。
あの時に「その逮捕はおかしい」と主張した人は、元来、逮捕されるようなことではないのに、逮捕されたから「それは不当だ」と思ったのですよね。
擁護したことに対する見返りを求めていた?まさかでしょ。
ろくでなし子さんが自分たちの側の人間だと思っていた?
それはあるかもしれないけど、まるっきり片思いですよね。
あるいは、ろくでなし子さんが高潔な人格の持ち主だから擁護した?
「ろくでなし子」と自分で名乗る人に、そんなものは期待していないですよね。
ろくでなし子さんはろくでなし子さんなんですよ。
ろくでなし子さんを擁護する人までレイシスト扱いされてしまうのは異様ですし。
今日(10日)は、当事者意識がなさ過ぎて、1つリプってしまいましたが。(あれはいささか頭にきた)
正義はねえ。基準として、自分(たち)のやっていることを正義と言い出したら「やばい」とみなしますけどね。
ロールズやマイケル・サンデル界隈の「社会正義」を考えるというのはいいとして、「おれたちは正義だ」になってはやばいでしょ。
さらに「絶対的正義」までいってしまうとね。
絶対的正義というのは、おそらくこの世の悪がすべてなくなった後に、それでも厳然と存在する「正義」なんですよ。
それが人類にあるかどうか知りませんが。
反レイシズムというのは、やはり「反」ですからね。カウンターはヘイトデモがなくなれば自然に消えますよね。
そこが当面の目標ですし。
「人種差別」は悪だと思いますが、その存在を認識することで「善」が現れるわけで、あくまでも「相対的に善であるもの」でしょう。
ぼくの感覚だと、人種差別しているやつらを見ることで、「あのようになってはならない」と正気を調整しているってところですが、
う~~んと、この話は終わらんなあ。
まだ続きますね。


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