みなさん、このカードゲームをご存知ですか?
「アンゲーム」といいます。
説明書にもちょっと見えますが…勝ち負けのないコミュニケーションゲームです。
自分の番に札をひいて、書いてある質問に答えるというルールです。
まわりの人は、誠実に耳を傾けて、相手の話しを聴きます。
時間を皆で共有しますので、ひとりで長く話さず、思いついたことや日頃考えていることを短く伝えるものです。
また、他者の話に意見したり批判したりしません。
相づちや返事はあっても、それ以外は沈黙を守ってしっかりと受け入れることになります。
やっていると、もっともっとその考えを聞きたくなったり…
へえ~。どうして「自分を楽器に例えたら?」 「トライアングル」なの?もっと知りたい~
と思ったり…
最近の私が、よくブログにも書かせていただいておりますが
「聴くこと」
「他者との違いを知り、受け入れること」
の大切さを、ゲームでも感じることができます。
種類は何種類かありまして…
1)全年齢向け
2)ティーンズ向け
3)子ども向け
…私は3種類もっております。
時折、活動のウォーミングアップとして、アンゲームを活用することがあります。
なので、知っているメンバーは「ティーン向けの2はやめておいたほうがよい」と知っています。
質問の傾向が、考えさせられると言うか…
考えても難しいものがあります。
例えば…
どお?
ほんの一例。
でも、普段はわからない、他者の一面を知ることもできますよ。
ちょっと、いや だいぶ面白いです。
子ども向けの一部を。
子ども向けは、こんな風に「例え」がのっていて、それから質問があります。
自分のひいた札を皆に聞こえるように読み上げて、それから考えてもらっています。
そうそう。
「自己開示」をどこまでするか?
ということも、またここで話題になります。
さて、他者の話に意見することなく誠実に聴く中で…
このカードが出たときは、どうぞA・B選んでお話しください。
A)プレーヤーの誰かひとりに、どんなことでもよいから、質問をひとつだけしてよい
B)あなたが話したい話題をひとつだけ取り上げて、それに自分のコメントをつける。(あなた自身の意見・感想・説明などを話す)
「○○さん、さっきラーメンがお好きだと言っていましたが、おすすめのラーメン屋はどこですか?」
という質問が出たりします。
先日、このカードをひいたメンバーから質問を受けました。
「いずみさん、人の『ココロ』はどこにあるのでしょうか?ここですか?(心臓を触りながら) ここですか?(頭を触れながら)」
……………(⌒~⌒ι)(⌒~⌒ι)(⌒~⌒ι)
この話題だけで、どれだけの時間を話し合えることでしょうか…。
質問したメンバーが、『ココロ』とカタカナで言っていたわけではありません。
でも、「心」でも「こころ」でもなく、なんとなくですが「『ココロ』っていったい…?」という疑問に感じました。
以前に、他の人に聞かれて困ったことがあったそうです。
私がなんと答えたか、それは長く長くなるのでここでは書きません。
アンゲームのカードの中にはないけれど、なんて難しい、そして素敵な質問だろう…
そう思いました。
「普通、こう考えるものじゃないの?!」
…と思っているあなた。
自分と人とは違うことを受け入れ、
他者の価値観を大切にし、
違いをもつ他者とうまくやっていくにはどうしたらよいか 一緒に考えてみませんか?
いずみまさこ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます