SSSUUUの囲碁日記

広島県呉市のアマ三大棋戦広島県代表を夢見る碁打ちの日記(戯言)です

形見の碁盤

2014年05月23日 21時27分06秒 | 囲碁
今日、葬儀が終わりました。

2ヶ月前までは、家で普通に生活してた祖父が、火葬により骨になっているのを見たときは、切なかったですね。

親族の葬式自体が、母方の祖父のとき以来、約20年ぶりなのですが、僕にとっては初めての参加のような気分でした。
やはり、子供のときと、大人になった今では感覚が違うのでしょうね。





僕の碁盤です。
そして、祖父の形見でもあります。

高校3年のときに、貰ったんです。
元々、祖父は碁盤と将棋盤を持っていて、将棋ばかりしていたんです。

将棋は太刀打ちできないけど、囲碁のほうは、僕がルール覚えて少しだけ訓練したら、勝てるようになっちゃいました。

囲碁を頑張りたい気持ちから、碁盤が欲しくなり、祖父に貸してもらえるか聞くことにしました。

sssuuu「しばらく碁盤貸してもらってもいい?」

祖父「おお。おまえにやるよ。持って帰れ。」

意外にあっさり貰えたんです。
今にして思うと、ここから僕の囲碁ストーリーが始まったのかもしれません。


僕が(一家が)、何不自由なく裕福に暮らしていけるのは、祖父のおかげ。
僕が、囲碁を頑張るきっかけを与えてくれたのも、祖父のおかげ。

更に、倒れて入院した後も比較的元気なときは、看護師さんたち捕まえて、僕の見合い相手を見つけようとしていたらしいです。

意識を失う少し前は、もう誰が誰だかわからなかったようですが、僕の名前だけは覚えていて、誰が来ても僕の名前で呼んだようです。


感謝の気持ちで一杯です。言葉にできないくらいです。
火葬の前の、最後の別れでは、大泣きして言葉になりませんでした。

祖父の唯一の心残りは、僕の結婚を見れなかったことだと思います。

僕の祖父への心残りは、アマ大会で地区代表止まり(充分に喜んでいたみたいですが)で、県代表になるところを見せれなかったこと。

2つとも、今後も達成できるかどうか難しいところですが、諦めずに頑張りたいと思います。


形見といえば、将棋盤も僕が貰う予定です。
囲碁中心とはいえ、将棋もする可能性が一番高いのは僕でしょうし、祖父が一番喜ぶと思います。

ただ、四十九日までは、遺骨の傍に置いておこうと思います。











コメント (4)
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