それでは、今季でクラブを去る残り3人の足跡を辿る。
DF ロッキ・ジュニオール(35) 在籍5年→リバプールに移籍。
2008年7月にドイツ1部のレバークーゼンよりフリー移籍し、センターバックとして活躍。2010-2011年シーズンはデポルティボ・ラ・コルーニャ戦でハットトリックを達成し、フランス編を通じてDFでは初の快挙となった。このシーズンは4得点で終えている。5年間でブラジル代表の疲労で離脱期間もあったが、レギュラーとしてスタメン出場していたが、今シーズンは終盤に入ると、マルケスの控えに回って途中出場することが多くなった。その影響もあってか、リバプールへ半ば放出という形でトレード要員として出される。
リーグ通算 157試合5得点3アシスト
国内カップ 13試合0点
欧州通算 53試合5得点4アシスト
GK テオ・ブラック(27) 在籍7年
オランダ国籍で、2部昇格時からのメンバーだが、位置づけは第3GKでベンチにも入れないことが大半で、しばしばレンタル移籍にも出されるが、成長力があり、世界レベルにまでなった。フランス編では長年レギュラーで出場しており、屈指レベルまで成長している。セービング能力の高いGKだが、出場機会に恵まれず、在籍5年でリーグ戦4試合の出場のみに終わっている。来季よりスペイン2部のラシン・フェロールに出場機会を求めて移籍。
MF シェルストレム(29) 在籍1年
スウェーデン国籍で、今季にFCバルセロナよりフリー移籍してきたが、控えに甘んじ、ペドレッティが代表の疲れで欠場した時に出場し、今季リーグ9試合ながら3アシストと何気にチームに貢献。ヨーロピアンリーグ準決勝第1戦では先制ゴールを決める活躍も見せており、FCバルセロナに在籍していただけのことはある、と言わしめるほど高い能力の持ち主である。国内カップ戦は1試合出場、欧州大会はヨーロピアンリーグ4試合出場で1得点。ポール・キャティエ、ロッキ・ジュニオールと共にリバプールへ移籍する。