【チャールズ、トップ昇格】
ケヴィン・フィリップスを移籍リストに掲載したのは、このためだった。
グレートブリテン、16歳の新星チャールズをユースからトップ昇格
新聞には、こういう見出しが出ていた。
チャールズと2年契約を結び、年棒5900万円。背番号は30と決まった。
プレミアディビジョン第23節
2位ハイバリーと対戦。
バリー・ファーガソンがシュート。これをGKジャニングがガッチリと正面でキャッチ。
52分、フレブのシュートはGKスコット・カーソンが横っ飛びでキャッチ。
71分、アンディ・ジョンソンのゴールでグレートブリテンが先制するも、78分にハイバリーもセスク・ファブレガスのゴールで同点に追い付く。
同点に追い付かれた直後、グレートブリテンはケヴィン・デイビスに替わってチャールズが入り、場内から歓声が沸く。
しかし、流れは依然ハイバリーで、83分に左のFKからコロ・トゥーレに流し込まれ逆転を許す。
89分、グレートブリテンは縦パスからチャールズがワントラップしてダイレクトでシュート。GKジャニングの正面だが、弾くのがやっとだった。
ジャニング「これが16歳のシュートか、なんてシュートだ・・・。まるでキャノンシュートだ」
グレートブリテンはCKでなおも同点のチャンスも押し込めずにクリアされる。それでも、ポール・ホッジスがボールを拾ってエリアにボールを入れる。これをレオン・クラークがボレー。
ハイバリー 2-1 グレートブリテン
(得点) 71分 アンディ・ジョンソン(グレートブリテン)
78分 セスク・ファブレガス(ハイバリー)
83分 コロ・トゥーレ(ハイバリー)
(警告) 42分 ファン・ペルシー(ハイバリー)
83分 スティーヴン・マクマナス(グレートブリテン)
レオン・クラークのボレーはジャニングの正面で、キャッチされる。落胆するグレートブリテンとは対象的に喜びを爆発させるハイバリーのイレブンたち。無理もない、首位に浮上し、今度こそ優勝をと思いながら戦っているからだ。