【2006-2007年11月】
スペインリーグディビジョン2・第16節
カラオラCF 2-1 カステリョン
(得点) 58分 パウル・ジャーンズ(カラオラCF)
68分 コンラド・サフラ(カステリョン)
90分 ナビル・バハ(カラオラCF)
(退場) 67分 ケメル・ブラニ(カラオラCF)
現在23位のカステリョンが相手だけに、ここは確実に勝ち点3が欲しい。58分、ジャーンズのシュートはGKの手を弾いてゴールへ。しかし、ケメル・ブラニが退場した後の68分、FKから後ろにヘッドで落とされてシュートを決められる。1人少なくなり、1-1のままアディショナルタイムに。ニノがセンタリングを上げ、ナビル・バハがヘッドを左に決め、リーグ5連勝。
翌日、エストデーラが秘書2人を連れ、クラブハウスを訪れた。
エストデーラ「カルロスさん、今日も調子が良いようで」
カルロスは、やれやれといった感じだ。
カルロス「おやおや、これはエストデーラさん。そうでもありませんよ、ウチは3回も負けていますからね」
カルロスは微笑を浮かべた。そんなカルロスの余裕の態度を見て、エストデーラは顔では笑ってはいるものの、目は座っている。
エストデーラ「せいぜい今日も必死に勝ち星を挙げてくれたまえ。たまにはビッグバンを見せてくれよ、がはははは」
そう言い残し、エストデーラ一行はクラブハウスを出た。
カルロス「レティシア、あの自信はどこから来るのかね」
カルロスがそう言うのも無理はない。エストデーラが買収したCAカラオラは現在4勝7敗5分けで17位なのだから。
レティシア「あの人は嫌味ったらしい人なんです。あんな人のクラブにだけは絶対に負けないでくださいね!」
カルロス「ムキになるとは、君らしくもない。あの白豚には言わせておけばいい。そのうち、また来るのだから」
カルロスはレティシアを宥めるように言った。
レティシア「私としたことが失礼しました。それより、ブリズローニーさんが、また代表に選ばれました。非常に喜ばしい事です、頑張ってほしいですね」
レティシアは態度を一変させ、嬉々としている。
スペインリーグディビジョン2・第17節
マラガB 0-3 カラオラCF
(得点) 60分 ナビル・バハ(カラオラCF)
74分 ニノ(カラオラCF)
86分 アリエン・ホールマン(カラオラCF)
(警告) 28分 エセキエル(マラガB)
60分までチャンスがありながらも、相手ゴールを割れなかったが、バハが混戦から蹴り込んで先制ゴールを決めると、ニノが右下にグラウンダーを決めて追加点。更にホールマンが右からのパスを右へ流し込み、3点を奪ってリーグ6連勝、4位に浮上した。
スペインリーグディビジョン2・第18節
カラオラCF 2-0 シェレス
(得点) 90分 ナビル・バハ(カラオラCF)
90分 オリオル・ヌニェス(カラオラCF)
前半はシュート数0-0だったが、ボールの奪い合いは激しかった。後半も90分を過ぎた時、0-0のまま試合が終わると思ったが、バハのシュートはGKに当たるも、再びスライディングボレーで押し込んでゴールを決める。更にCKからパラシオスが頭で落として、ヌニェスがスライディングボレーをゴール中団に決めて、アディショナルタイムで2点を奪う。これでリーグ7連勝とし、10勝目。そして3位に浮上し、昇格圏内に入る。
ナビル・バハは9得点で2位に2点差をつけるリーグ得点トップ。
スペインリーグディビジョン2・第19節
レリダ 0-1 カラオラCF
(得点) 90分 パウル・ジャーンズ(カラオラCF)
またも、アディショナルタイムにゴールを決めた。ナビル・バハが左中央付近から中央へパス。これをジャーンズが受け、エリアまで持ち込んでシュートを決めた。リーグ8連勝でアトレティコ・マドリードの持つリーグレコードまであと3とした。首位レバンテ、2位バリャドリードも勝ち、4差変わらず。
11月はアディショナルタイムに決勝点を挙げる試合が3試合とリーグ連勝記録を後押し。