初の決勝なるか
2016年5月
ヨーロピアンリーグ準決勝HOME
リヨンの正GKバルデスが度重なる中度の疲労で欠場。グレートブリテンにとって追い風となった。その影響あってか6分、チャールズが倒れ込みながらヘッドを決めて、グレートブリテンが早くも先制。13分にも直接FKのチャンスにチャールズが決めて、この試合2点目。2試合トータル4-3で決勝進出に向けて1点リードする。更にダレン・ベントからのクロスをアンディ・ジョンソンがフリーでシュートするが、これは外れてしまう。
この後にもグレートブリテンは3点目を狙うが、凌げばチャンスはあると信じるリヨンの執念に阻まれる。
そして、44分にCKでピンチを迎えた。ボールに向かうGKバングだが、目測を誤り、ポストプレイで落とされる。
バング「しまった」
シュートを打たれるが、モーアがゴール前で止めてクリア。
「ナイスだモーア」
前半を2-0で終えて、後半へ。
53分、グレートブリテンはCKで追加点のチャンスにスティーヴン・マクマナスのヘッドで3-0とリードを3点として決勝進出に大きく近づく。
しかし、次の1点がリヨンに転がり込むと勝負は分からなくなるだけに、リヨンの選手は3点ビハインドされても諦めの色は無い。
グレートブリテンもリヨンに攻められる時間帯はあったものの、堅い守りで点は与えない。
だが、82分にリヨンはCKを得る。そこから、シルヴァン・モンソローにジャンピングボレーを決められて1点を返された。これで2試合トータルで5-4となり、残り時間は8分。勝負は、まだ分からない。
それでも、グレートブリテンは粘り、両者互角の攻防でアディショナルタイムへ。
そして・・・。
グレートブリテン 3-1 リヨン
(得点) 6分 チャールズ(グレートブリテン)
13分 チャールズ(グレートブリテン)
53分 スティーヴン・マクマナス(グレートブリテン)
82分 シルヴァン・モンソロー(リヨン)
前回覇者のリヨンに2試合合計5-4として、グレートブリテンはヨーロピアンリーグ初の決勝進出。これに喜ぶ選手たち。
もう1つの準決勝は同じイングランド同士の対決なので、決勝もイングランド対決となる。
実況「マンチェスターvsハイバリー、第2戦は2-2の同点でアディショナルタイムに入ります。このまま試合が終了すると初戦を2-1で競り勝っているマンチェスターが決勝進出となりますが、アウェイのハイバリーに1点が入れば、アウェイゴールルールでハイバリーが決勝進出となります」
実況が終わって少し後に試合終了のホイッスルが鳴る。
実況「マンチェスターが決勝進出です。グレートブリテンとヨーロピアンリーグ優勝を賭けます」
マンチェスターはグループDでリヨンを抑えて1位通過している。我々が対戦したリヨンはグループ2位通過だったのだ。