【スーパーカップ初参戦】
(契約更改)
DF ジョージ・マッカートニー(30) 1億200万→1億3500万(2年)
ヨーロピアンスーパーカップ
ヨーロピアンリーグ2連覇のバイエルンとヨーロピアンカップ初優勝のグレートブリテンが対戦する。
序盤はバイエルンがペースを握る。攻められはするグレートブリテンだが、モーアを中心とした守備陣が要所で抑える。
ロビンソン「モーア、なんという強心臓な男だ。この若さで全く臆することなく大舞台で力を発揮している」
7分、今度はグレートブリテンがチャンスを作る。主将のリー・ヘンドリーが右から中央にボールを上げる。これを受けたバッセルがトラップして突破。そして、エリアからシュートを放った。これが決まり、グレートブリテンが先制する。
拳を握りしめた腕を高々と上げるバッセルに先制点を喜ぶ選手たち。
その後はバイエルンに反撃を受けるが、要所で抑えてチャンスを作らせない。
前半アディショナルタイム、バイエルンはロングパスからアリ・カリミにボールが渡るも、副審が旗を揚げてオフサイド。
アリ・カリミ「なにっ、オフサイドトラップだと」
グレートブリテンの守備は完全に機能していた。前半は1-0でグレートブリテンが1点リード。グラウンドから選手たちが引き揚げていく中でヘンドリーはモーアの方を見た。
ー 試合前夜 ー
選手たちはバイエルンとの一戦に向けてミーティングをしていた。
「何だって。モーア、どういうことだ。バイエルンにある程度は攻めさせてもいいって」
驚いたようにホッジスが口を開いた。
「バイエルンはヨーロピアンリーグで連覇していて、これまでの相手とは違って強い。今までのように戦ってはバイエルンのペースになるでしょう。そうなると手がつけられなくなります。だから、ある程度はバイエルンに攻めさせるんです」
「そんなことしたら大差でやられてしまうじゃないか」
「おそらく大丈夫です。点を取るには最終的にシュートですが、それまでにはパスを繋ぐなど過程がある。そこまでは自由にやらせるんです。シュートを打たれる前に抑えれば問題ありません」
「うん、それも一つの手かもしれない。だがな、モーア。バイエルンは、そんなことが通用するような相手ではないぞ」
主将のヘンドリーが口を挟む。
「分かっています。だが、私は信じています。守備力の高い選手が多いし、私たちが結束すればバイエルンの攻撃を抑えられます」
ー 試合前夜回想終了 ー
ヘンドリー(モーア、前半は君の言う通りになっている。だが、バイエルンもこのままでは終わらないだろう。しかし、君の言ったように守備力のある選手は多い。ファーガソンもいるし、中盤に上がったウォードにしてもDFだ。それに、私も守備には自信がある。後半も0に抑えて優勝しよう)
後半もバイエルンの攻撃に苦しめられるが、モーアの作戦通り要所で抑え、堅い守りを見せる。
そして、アディショナルタイムに入り、試合終了のホイッスル。
バイエルン 0-1 グレートブリテン
(得点) 7分 バッセル(グレートブリテン)
喜びを爆発させ、駆け寄る選手たち。ヨーロピアンリーグ覇者バイエルンにシュートを打たせずにヨーロピアンスーパーカップ初優勝。分配金10億5000万円を獲得した。
ヘンドリー(モーア、君は大した男だ。オーナーが見込んだように将来とんでもない選手になるかもしれん)
この大会で主将としての貢献が認められ、ヘンドリーは1億6800万円から150%増の2億5200万円で契約更改。3年延長で契約を更新した。