【ヨーロピアンリーグ決勝・延長戦】
95分、ジャンベーラのシュートをGKカニサレスが弾く。更にCKのピンチもクリア。カラオラCFは押されっぱなしでチャンスすら作れない。それでも、ACミランの攻撃を凌いでいく。
109分、バトラゲーニョのシュートもカニサレスが左手一本で弾いてクリア。ここまで来るとPKでも仕方が無いと思った矢先の事だった。
119分、バトラゲーニョのシュートはDFに当たり、こぼれ球がジャンベーラに渡る。間髪入れずにジャンベーラがシュートし、ボールはゴール左上へ向かっている。カニサレスも反応し、シュートコースへ飛んだ。
ボールはカニサレスの手を横切り、ゴール左上のネットに突き刺さる。この瞬間、喜ぶACミランの選手たち。そして、愕然とするカラオラCF。
ヨーロピアンリーグ決勝
カラオラCF 1-2 ACミラン
(得点) 45分 ルイーザ(カラオラCF)PK
50分 バトラゲーニョ(ACミラン)
120分 ジャンベーラ(ACミラン)
カラオラCFは3季ぶり決勝進出も2度目の優勝は果たせなかった。ACミランは2季ぶり優勝で、ここ6年で3度の優勝。今、最も強いクラブだと思っていいだろう。
それもそのはずだった。DFにバウアー、マテラッツィのセンターバック。MFにはジャンベーラ、ルイ・コスタ。バトラゲーニョ、ジラルディーノの2トップはレアル・マドリードのミッチー、デステファンの2トップ以上かもしれない。そんなチームに、ここまでやれたことを誇りに思ってもいいだろう。
シュート数5-9、ボールポゼッション49-51。MOMには劇的な決勝ゴールを決めたジャンベーラが選ばれた。
こうして、今季もカラオラCFのシーズンは終わった。