正月に実家に帰省している時に、本棚を整理していたところ、写真の本を見つけました。『ソフィスト』 (講談社学術文庫 73)1976年です。著者はギリシャ古典哲学の研究で有名な、田中美知太郎京大名誉教授(1902年~1985年)。ギリシャ哲学に関係するすごい量の著書があることで有名です。政治的には一貫して保守的な発言をしていました。
さて、私はこの本が実家にあることをすっかり忘れていましたが、見付けた途端にこの本を、大学に入学して間もなくの頃に国鉄高田馬場駅前の芳林堂書店で購入したことを思い出しました。今から34年前のことです。読んだ記憶はないので、積読状態で34年が経過したことになります。そんな本が他にも数冊ありました。早速読み始めたのですが、面白く内容に引き込まれすぐに読了してしまいました。なんで34年も積読状態だったのか不思議です。そもそもなぜこの本を買おうという気になったかというと、高校3年の時に倫理の授業の中の哲学史でソフィストの話が出てきて興味を持ったことがきっかけでした。内容の紹介と感想はまたこの次回に書きます。