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博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

学校を作りながら学ぶ

2006年06月24日 | 文化・社会
Catalystさん、ようこそ!
 そうですね。カレワラやユーカラなど文字を持たないにも関わらず長期にわたって人々を惹きつけ続けた文化もあるわけです。そうした文化が文字を持たない文化より低級だなどと言えるはずはありません。人類の歴史は、スペインとインカのように文字を持つ集団が文字を持たない集団を征圧して取り込んでいく過程そのものでしたね。そういえば今年は2003年から始まった「国連識字の10年」の4年目です。識字率の低い国では、字を知っている者が知らない者を騙して一方的に収奪するという構造が出来上がっている。それを何とかしたいという問題意識でした。
 
masamasaさん、来ていただいて嬉しいです!
 アフリカでボランティアですか?作家の曽野綾子さんが正にそういうことをしていますよ。20歳代の公務員の希望者を引率してアフリカの僻地で井戸掘りとかをしてもらうという一種の研修だそうです。現地では、その日に自分が飲む水、食べるもの、寝る場所を過酷な環境の中で、現地の人々に一切負担をかけずに、そろえなければならないという、何ともすごい研修でした。
 あとこんな話もあります。モザンビークかアンゴラかどちらか忘れましたが、90年代前半まで冷戦の名残の内戦が続いていた国でのエピソードです。ある小学校が
ロケット弾攻撃を受けて木っ端微塵に吹き飛んでしまいました。次の日から先生と生徒は大きな木の下で授業をします。授業が終わると先生と生徒は一緒にレンガを積んで学校を再建していくのです。学校を自分たちの手で作りながら学ぶ生徒たち!考えられますか?
 私の知っている日本のある高校では、ある日教室で火事騒ぎがあり、危ない所で火を消し止めました。原因は何と生徒が教室の床の上で紙を燃やしたことが原因とか。何でそんなことをしたのかというと、その生徒がラブレターを好きな人に渡したところ、突っ返されてしまった。それでそのラブレターに床の上で火を付けたんだとか・・・うーん・・・その高校の校舎は設備も立派で冷房まで完備しているのです。私はその話を聞いて、当事者の先生に上記のアフリカの話を生徒たちにしてやってはどうですかと言いました。先生は泣きそうな顔をしていましたよ。
 
 写真は野洲市立図書館の太陽光発電システムの電力表示板です。太陽光発電で同館の使用電力の約5分の1がまかなわれていて、照明に使用する分はほとんどこれでまかなわれているそうです。また雨水タンクも装備されていて、水道代はほぼ一般家庭と同じくらいの料金しかかからないそうです。
 


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