ドーンがベスタに到着

　先月このブログでも紹介しましたが、ナショナルジオグラフィックニュースの報道によれば、NASAのメインベルト小惑星探査機ドーンは、7月16日無事にメインベルト小惑星としては2番目に大きいベスタに到着したそうです。同報道では、直径約500キロのベスタは、既知の小惑星としては2番目に大きい。現在、ミッションマネージャーが遠隔操作で接近を試みており、米東部標準時16日午前1時頃（日本時間午後2時頃）に軌道へ投入される予定だそうです。

ソースです⇒http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110715001&expand#title　
　火星と木星の軌道の間にある小惑星帯をメインベルトと呼び、地球に接近するアポロ群（探査機はやぶさが向かったイトカワが属する）とか地球と火星の間のアモール群などと区別されます。無人探査機がメインベルト小惑星の周回軌道に入るのはこれが初めてです（メインベルト以外ではアモール群のエロスの周回・着陸に成功したシューメーカー探査機の例がある）。 また1年間の観測を終えた後はメインベルト最大の準惑星ケレスへ向かう（2015年到着予定）ことになっており、楽しみな成果が期待されます。

写真は探査機ドーン
NASAジェット推進研究所（JPL）のホームページから引用
引用元ＵＲＬ　⇒　http://dawn.jpl.nasa.gov/