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博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

トイレの神様

2011年01月03日 | 文化・社会
 大晦日に埼玉の実家の大掃除を手伝いました。母の手が届かない浴室の天井とか、トイレの洋式便器の縁の裏側とかをぴかぴかにしました。便器の縁の裏側は頑固な汚れが溜まります。それを東急ハンズで買ってきた強力な塩化水素入り(いうまでもなく猛毒ですね)洗剤ですっかりきれいにしました。さらに母と妹とで近くの氷川神社にお札を買いに行きました。その時会話の中に「トイレの神様」と言う言葉が出てきて、何か記憶に引っかかるものがあったのですが、その時は直ぐに忘れていました。その晩の紅白歌合戦で歌手の植村花菜さんが「トイレの神様」という曲を歌っているのを聞いて、やっと思い出しました。そうです。埼玉の私の実家には「トイレの神様」がいたのです。それはお札で、実家のトイレの入り口の上の壁に貼ってありました。ちょっと怖い顔をした神様が炎を背に片手に剣、片手に長い棒を持ち、何か動物のようなものの背に乗っているのです。小さな頃から成人になるまでずっと見ていましたから覚えていたのでしょう。早速ネットで調べてみるとトイレの神様は「烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)」という名前で、元々はインドの火の神「アグニ」という神様だと言うことが分かりました。「仏像ドットコム」の解説では「昔々、新築の家の玄関や台所など要所要所に神々が住み着きましたが、えもいわれぬ美しい女神さまがお化粧していたため遅れてしまってトイレしか住むところが空いてなかったそうです。この神様が烏枢沙摩明王です。この神様はトイレ掃除する人に福を授け、女性なら美人にしてくれ、また子供も授けてくださいます」ということだそうです。植村花菜さんの歌の歌詞の通りのようです。
ソースです ⇒http://www.butsuzou.com/jiten/ususama.html
このように子供の頃からの漠とした記憶の由来が分かってくるのがネットの時代の興味深い所です。ちなみに埼玉の実家には台所の神様もいます。

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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (じゅんじ)
2011-01-03 20:55:54
いやはや、管理人様の、問題発見能力(?)、着眼力(?)と、リサーチ能力には、完全に感服です。

私の職場はFMが流れているのですが、その曲、何十回流れたことか。

その曲流れるたびに机が近い同僚と「またこの長~ぇ歌かよ」と言い、トイレには神様が居るという詩の話は、その祖母の作り話だと当然のように思っていました。

確かに、ネット社会は凄いですね。
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