博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

関係は断てるのか

2022年08月08日 | 時事
 最新のJNNの世論調査結果が報道されています。それによりますと、旧統一教会と政治の繋がりについて、政治家には、旧統一教会やその関連団体との関係を「断つ必要がある」と答えた人は77%だったそうです。また、党や党所属の議員と旧統一教会側との関係を各政党が調査することについては、「必要」が76%で、旧統一教会と政治の繋がりの実態を国会での審議を通じて明らかにすることについては、「必要」が72%になったそうです。
 自民党の議員さんたちは、統一教会との関係を「切れる」でしょうか。私は難しいと思います。先日の本ブログでご紹介しましたように岸信介氏を通じた自民党と統一教会の繋がりは、昭和34年(1959年)以来、実に63年の長きにわたるものだからです。同協会と同党は、もう一心同体といって良いのではないでしょうか。余りにも繋がりが深いので、自民党の関係の深い議員さんたちは、マスコミのインタビューにも上の空、何一つまともな発言ができないことからも明らかです。しかし、そういう自民党の議員を支持し投票して議員にしてきたのは、他ならぬ日本の有権者なわけです。有権者が問題にしないのであれば関係を断つことなどありえないでしょう。おそらく有権者の皆さんは自分と自分の家族が同教会の被害を受けないならそれで良いと思っているかもしれません。しかし同教会は今でも韓国政府とつながっているようです。故朴正煕のご息女の朴槿恵氏が韓国の大統領だったのはつい最近のことで、その当時も同教会は韓国で暗躍していて韓国国民の批判にさらされていました。朴槿恵氏を批判した文在寅前政権時代に政府と同教会の関係がどうなっていたかは分かりませんが、それでも簡単に切れるものではないと思います。岸信介と朴正煕、そして教祖文鮮明の時代は三者が一心同体で機密情報も共有することが当然だったのでしょうが、そういう時代は1987年6月29日の韓国「民主化宣言」で終わっています(奇しくも「民主化宣言」の約1か月後の8月7日に岸信介氏は、この世を去っています)。実に35年も前のことです。その時から2022年の現代まで同教会と自民党の繋がりが維持され、それを通して日本の国家機密も韓国政府に筒抜けになっていると考えるべきでしょう。こういう国家間の状態が健全であるとは私にはどうしても思えないのです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。