博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

日本とイスラム教 2

2012年07月20日 | 九州の風物

(昨日の続き) 

  日本ムスリム協会のホームページには明治以降、戦前戦中の日本とイスラム教の関わりの歴史が記述されています。 以下、同協会ホームページからの引用です。

 …明治5年には後の外務大臣の林薫によって本邦初の預言者伝「馬哈黙伝」が出版されています。明治25年には山田寅次郎、有賀文八郎の二人がイスラームに入信していますが、これが日本人のイスラーム入信の嚆矢とされています。明治43年には山岡光太郎が日本人初のメッカ巡礼を果たします。昭和に入ると、昭和6年には日本初のモスクが名古屋に建設され、次いで昭和10年には神戸、12年には東京にモスクが建てられ。また昭和8年に「イスラム学会」、11年に日本回教文化協会、13年には大日本回教協会が創立されるなど、多くのイスラーム関連団体が設立されますが、これらの団体の主目的は日本のアジア侵略の地ならしのためのイスラーム圏宣撫工作にあり、東京モスクの建設も黒竜会や玄洋社などの右翼団体の暗躍によるものでした。戦後これらの団体が占領軍司令部によって解散させられたのち、イスラーム団体は学術団体と宗教団体に分かれて今日に至っていますが、前者の代表が社団法人「日本イスラム協会」であり、後者の代表が宗教法人「日本ムスリム協会」です。

 … ということだそうです。近代のイスラム教と日本人の関係もあまり幸せなものではなかったようです。

 ソースです ⇒ http://muslimkyoukai.jp/qanda.htm .


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