博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

ちょっと寝る場所

2008年10月07日 | 時事
 以前東京に住んでいた頃は残業が実に多かったです。残業というと大体明け方までやっていることが多かったのです。仕事は朝の5時とか6時に大体片が付く。完成したものをお客に報告に行くのは午前9時とか10時頃になるので、出来れば1~2時間でも仮眠が取りたい。ひげなども剃りたい。贅沢を言えば入浴もしたい。でも家に帰るには少し時間が足りない。しかし朝のそんな時間では、ビジネスホテルにチェックインするのも「どうかな」と思う訳です。1~2時間しかいないのに、6~7千円は払うことになる。その点、サウナはぴったりで入浴して1~2時間休憩室で仮眠が取れる。ただサウナがあるのは、都内でも繁華街に限られていて、仕事場の近所には無かったのです。そのうちに仕事場からタクシーで7~8分の所にあるカプセルホテルが早朝割引というサービスを始めるようになった。これは午前5時以降にチェックインすると、2000円ちょっとで午前11時までいられるというもので、前記の私のニーズにぴったりだったのです。それ以降、そのカプセルホテルの常連になったのです。割引だけでなく、そのカプセルホテルのサウナ付き浴室は広々としていて清潔で居心地が良かったのです。これは今から6~7年前の話です。
 その後インターネットカフェが、リクライニングシートやシャワーなどを完備して、この分野に進出し始めて、だいぶ様子が変わったようです。ネットカフェは石川に越して以降、東京出張の折など、良く活用していましたが、ネットとPCが自由に使えるというメリット以外にカプセルホテルの快適さには敵わないなと思いました。「ネットカフェ難民」という言葉ができたのも、ここ数年くらいのことでしょう。
 先週の大阪個室ビデオ店火災の悲惨な事件で、個室ビデオ店がシャワーなどを完備して、その分野に乗り出していたことを知り驚きました。私が東京にいた5年前以前も個室ビデオ店はありましたが、当時は1時間1000円が相場で、かなり割高でしたし、シャワーなどももちろん無かったので仮眠という用途で使おうと思ったことはありませんでした。大体24時間営業の個室ビデオ店というのも、当時は余り無かったと記憶しています。
 ただ頼みの綱のカプセルホテルが満室で行き場をなくした時に(そういうことも何回かあってJR神田駅前からJR秋葉原駅前までカプセルホテルを探して歩いたことがある)個室ビデオ店があれば喜んで入ったことでしょう。実際、事件の新聞報道を見ると残業後の40代~50代のサラリーマンの犠牲者の方が数人おられたようです。私にとっても全く身につまされる事件でした。

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