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博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

地球にも存在する「内部海」

2024年08月07日 | 宇宙開発・天文
(昨日の続きです) 昨日まで、地球から宇宙船で5年もかかる木星系の氷衛星に存在する内部海の話題をご紹介してきましたが、実は私たちの身近なこの地球にも「内部海」が存在します。その一つが南極大陸の分厚い氷冠の下にある「ボストーク湖」です。ボストーク湖はロシアの南極観測基地ボストーク基地に近い、南緯77度、東経105度地点の厚さ4000メートルの分厚い氷の下にあります。最も広い場所で幅40キロメートル、 . . . 本文を読む

氷衛星の世界-他にもたくさんある氷衛星

2024年08月06日 | 宇宙開発・天文
(昨日の続きです) 内部海がある氷衛星はエウロパだけではありません。木星のガリレオ衛星だけでも、最も直径の大きなガニメデ(上の図の右から二番目 惑星の水星より大きい)、主星の木星から一番遠くを公転するカリスト(上の図の一番右側)にも、おそらくは内部海があるだろうと推測されています。木星系以外でも、土星の衛星エンケラドスにも、ほぼ確実に内部海があると推測されています。エンケラドスの場合は2004年か . . . 本文を読む

氷衛星の世界ーエウロパ探査計画

2024年08月05日 | 宇宙開発・天文
(昨日の続きです) 果たしてエウロパには生命が存在するのでしょうか?それを明らかにすべく、米国NASAは本年10月10日に無人探査機「エウロパ・クリッパー」(上の写真です。NASAホームページから引用させていただきました)を打ち上げる予定です。エウロパ・クリッパーは、2030年に木星系に到着した後、4年間にわたって木星を周回し、その途中でエウロパに 49 回接近観測(フライバイ)を行い、9 基の強 . . . 本文を読む

氷衛星の世界ーエウロパの内部海

2024年08月04日 | 宇宙開発・天文
(昨日の続きです) 上の図はNASAジェット推進研究所(JPL)が作成したエウロパの内部海の想像図です。多くの科学者が真っ先に想像したことは、このエウロパの内部海には生命が存在するのではないかということでした。暖かい液体の水が地球よりも大量にあり、生命に必要な栄養塩類も大量にありそうだからです。ただし厚さ10キロから30キロの氷に遮られて太陽の光は全く届きません。おそらく真っ暗闇の世界で、地球の植 . . . 本文を読む

氷衛星の世界-エウロパ

2024年08月03日 | 宇宙開発・天文
 エウロパは、イタリアのガリレオ・ガリレイによって1610年1月に発見された木星の四大衛星イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストの一つです。発見者のガリレオを記念して、この4つの衛星は「ガリレオ衛星」とも呼ばれています。エウロパは木星から約67万キロ離れた場所を3日半かけて公転しています。直径は約3,100キロで地球の月より少し小さいです。表面の温度はマイナス170℃程度と、恐ろしく寒いです。酸素を主 . . . 本文を読む