1.かきフライの日
香川県三豊(みとよ)市に本社を置き、各種の冷凍食品の製造販売を手がけ、全国の量販店、コン
ビニ、外食産業に流通させている「味のちぬや」が2011年に制定。「海のミルク」と呼ばれ、栄養
価の高いカキを多くの人に食べてもらうのが目的。日付はカキの美味しいシーズンとなる11月。そ
して21を「フ(2)ライ(1)」と読む語呂合わせから。
2.フライドチキンの日
1970(昭和45)年のこの日、名古屋市郊外にケンタッキー・フライド・チキンの第1号店(名西店)
がオープンした。ケンタッキ-・フライド・チキン(KFC)の創始者、白ひげのカーネル・サンダースは
理想の味を引き継いでいることから、「日本のKFCが一番気に入っている」と言っていたそうである
3.自然薯芋の日(※11月16日は「自然薯の日」)
自然薯の食事処「麦とろ童子」を静岡県熱海市で営む清水元春氏が制定。美味しくて体に良い自
然薯を食べて体力つけてもらうのが目的。日付は生産者の薯の品評会が11月後半に開かれるこ
とと、11と21で「いい(11)じ(2)ねんじょい(1)も」と読む語呂合わせから。
4.早慶戦の日
1903(明治36)年のこの日、東京・三田で初めての早稲田大学対慶応大学の野球の試合「早慶
戦」が行われ、試合の結果は11対9で慶応が勝利した。
5.歌舞伎座開業記念日
1989(明治22)年のこの日、東京・木挽町(こびきちょう:現東銀座)に歌舞伎座が開場した。
元々木挽町には江戸三座のひとつ森田座(後の守田座)があったが、1841年の天保の改革の時
に浅草に移され、それから半世紀ぶりだった。当時の建物は戦災で焼失し、1951(昭和26)年に
復興された。
6.任天堂の日
任天堂がコンピューターゲームのハードや大作ソフトの発売日をこの日に当てることが多いことか
らファンから俗に「任天堂の日」と呼ばれている。
7.インターネット記念日
1969(昭和44)年のこの日、インターネットの元型であるARPAネットの公開実験が、カルフォル
ニア大学ロサンゼルス校・スタンフォード研究所・カルフォルニア大学サンタバーバラ校・ユタ大学
の4ヶ所を結んで開始された。
8.世界テレビ・デー(World Television Day)
1996(平成8)年12月の国連総会で制定。国際デーの一つ。1996年のこの日、国連で「第1回
テレビ・フォーラム」が開催された。国連加盟各国は、平和・安全・経済・社会開発・文化交流の拡
充等の問題に焦点を当てたテレビ番組の世界的交流を促すことにより、この日を記念するように呼
びかけられた。
9.世界ハロー・デー(World Hello Day)
1973年、エジプトとイスラエルが紛争の危機(第4次中東戦争)となったことをきっかけに制定。
10人の人にあいさつすることで世界の指導者たちに「紛争よりも対話を」というメッセージを伝える
という日。
***毎月21日が記念日***
10.漬物の日
毎年8月21日に名古屋市郊外の萱津(かやつ)神社で「香の物祭」を行っていることに因み、全日
本漬物協同組合連合会が制定。
11.ふれ愛交番の日
最近出来たばかりの「交番」?町中にあり何人かの警察官が勤務する場所を一般に交番と呼ぶ。
実は1994年まで日本には「交番」という場所は存在しなかったのである。現在の交番という名前
が正式に認められたのは1994(平成6)年からで、それまでの正式な名前は正しくは「交番所」と
なっていた。つまり「交番」とは、それまでの俗称だったのである。
カキ(牡蠣)
カキ(牡蠣、牡蛎、硴、英名:oyster)はウグイスガイ目イタボガキ科に属する二枚貝の総称、ある
いはカキ目もしくはカキ上目に属する種の総称。
1.特徴
マガキやイワガキなどの大形種がよく知られる。どの種類も岩や他の貝殻など硬質の基盤に着生
するのが普通である。養殖は幼生が浮遊し始める夏の初めにホタテの貝殻を海中に吊るすと幼生
が貝殻に付着するので、後は餌が豊富な場所に放って置くだけというものである。野生のものは、
餌が少ない磯などに付着するため、総じて養殖物の方が身が大きくて味も良い。
2.名の由来
*「石から<掻き>落とす」
*「殻を砕いて<欠いて>とる」
*「貝殻が<欠け>やすい」
*「<掻き>出して食べる」
※古代中国では総てオスだと思われていたので「牡蠣・牡蛎」のように「牡」の字があるが、交代的
雌雄同体である。カキは普段は雄性を示し、繁殖期である夏になると雌性が現われ産卵する。生
涯に1回から数回性転換する。
3.性転換するカキ***餌の摂取状況が左右***
カキにはいろいろな種類があり、繁殖方法も、卵で生まれる卵生と、幼生で生まれる卵胎生がある
。マガキとイワガキは卵生であることから、雄と雌が存在する。
ところで、マガキが性転換することは昭和の初期に確認されている。これは栄養状態や年齢が関
係しているようである。生殖を終了した秋季から冬季にかけては顕微鏡で生殖巣を観察しても雌
雄の判断がつかない。生殖巣が次第に発達し初夏のころになると、ようやく雌雄の判別が可能と
なるが、これらの性は一生貫かれるものではなく、前の年の栄養の摂り具合によって違い、栄養
豊富な個体は雌に、不足した個体は雄になるとされている。
また、年齢が高いほど雌になる率は高いとされている。
イワガキに関してはこのような研究は少ないが、今のところマガキと同様に性転換するものと考え
られている。
4.カキの食用としての歴史
日本では縄文時代頃から食用にされていたとされ、多くの貝塚から殻が発見されており、ハマグリ
に次いで多く食べられていたと考えられている。室町時代には養殖も行われるようになったという。
また、江戸時代の初期、広島の沿岸各地では、それぞれ独自の方法で、自然発生的に養殖が始
められ広がっていった。大坂では明治時代まで広島から来る「牡蠣船」が土佐堀、堂島、道頓堀な
どで船上の行商を行い、晩秋の風物詩となっていた。
かつては広島や東北など産地から消費地まで輸送する時間がかかっていたため、日本ではカキ
の生食は産地以外では一般化せず、専ら酢締めや加熱調理で食された。日本人がカキを生で食
べるようになったのは、欧米の食文化が流入した明治時代以降であり、生食文化が欧米から輸入
された珍しい食材である。
カキフライ
カキフライとは、カキを材料とする日本の揚げ物料理(フライ)の一種で、主にマガキが使用される
が、旬の時期(秋~冬)以降は、イワガキ(春~夏)が替わって旬を迎えのでほぼ周年食べること
ができる。カキフライが初めて作られた時期・発祥は諸説ある。東京・中央区銀座の洋食レストラ
ン「煉瓦亭」がカキフライ発祥の店といわれている。洋食店のメニューだけでなく、カキフライ定食の
形で和食店や喫茶店で供されることも一般的である。
ところでカキフライは洋食であろうか?カキフライ発祥の店が洋食レストランだから洋食といえる
のか。そもそも欧米ではカキの生食が普及していて、カキを加熱調理することは一般的ではない。
要するにカキのフライは日本独自の揚げ物料理なのである。つまり、日本生まれの日本食(和食)
なのである。カレー(ライス)などはいまや国民食であるが、カキフライも国民食の候補といえよう。
カキの料理法はいろいろある。生食、網焼き、カキフライ、天ぷら、土手鍋、かきめし、カキ鍋、カキ
カレー、カキオコ(カキのお好み焼き)などがあるが、一番人気は何といってもカキフライであろう。
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