すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

平尾氏のことばに学ぶ…その2

2006年02月02日 | 読書
指導者には何が必要か。
様々な要素はあろうが、適切にアドバイスできる力は大きいはずだ。
またそれを支える、深く分析できる力が大切だと常々に考えてきたのだが、
次の言葉によって、また別の視点があるように感じた。

コーチって分析する人っていうイメージがあるでしょ。でも問題を発見するというのは分析力じゃないんです。じゃ何かといえばそれは洞察力で、問題発見能力というのは洞察力からくるんです。(中略)ラグビーに限らず優秀な人というのは、まず直感的に問題の所在を発見でき、次にその問題を構造化できるんです。構造化、つまり理論立てるわけです。なぜこの問題が発生したのか、それを理論的に構築できれば、次に改善策も見出せるんです。

平尾氏のことばに学ぶ…その1

2006年02月01日 | 読書
平尾誠二氏の文章は、確かビジネス雑誌で見かけたことがあった。
今回、羽生善治氏との対談集を読み、触発されることが多かった。
この人は、動きと考えをいつもつき合わせているんだろうなと感じた。
一流のスポーツプレーヤーだった人の中でもこれほど明晰な言葉を紡げる人は
数少ないのではないだろうか。

「集中力」についての言葉を拾ってみる

◇ 気力は、集中力が表面化したものだ
◇ 日本人の集中力は、周囲の圧力から生まれてくるような気がする
◇ 体力のある西洋人が、集中力が高い
◇ 集中力だけを強化するより、興味や愛着を持たせるなど総合的に考える必要がある
◇ 集中力のトレーニングも必要だが、内発的に出てくるものが長続きする
◇ 先天的なものや、どんな環境で育ってきたかが、集中力のベースにある