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軽快なダンスがお似合いか

2018年11月22日 | 雑記帳
 DA PUMPの「U.S.A」の歌詞を検索したら「C'mon, baby アメリカ ドリームの見方を inspired」や「C'mon, baby アメリカ サクセスの味方 organizer」という部分があり、なんとなく理解できた。しかし我が「ジパング」では先のアメリカ中間選挙への関心は高くなかった気がする。そんななか、ある番組を観た。


 BS1放送の「激動の世界をゆく~アメリカ政治の新たな風」だ。選挙結果は下院で民主党が優勢になったわけだが、この番組では結果的に落選した民主党候補3人が取り上げられていた。その候補者は元軍人、シングルマザー、20代女性で、ウェストバージニア、テキサス、ワシントン州での運動に焦点があてられた。



 NHK夜のニュースも担当していた河野憲治現アメリカ総局長のレポートで、なかなか見応えがあった。自分が今まで知らなかっただけと言えるが、構図がはっきり見えたということだ。既存産業等の将来をどう展望するのか。人権問題、経済格差問題にどう取り組むか。それぞれの立場の主張も明確で衝突は激しい


 特に印象的なのは、保守色の強いテキサス州での場面。民主党女性候補に反する人々へのインタビューがあった。教会に集まった男性たちは皆カウボーイハットをかぶっている。「政策が、聖書の教えに対してより忠実な方へ投票する」という原則を繰り返し主張した。生き方を基準にする強靭さに立ち向かう術はない。


 アメリカが放つ光と闇の色濃さを強く感じさせられた。ただ、立ち向かう若者の存在は我が国ではめったに目にしない風景だ。過日観た『パク・クネ弾劾裁判』での韓国でのデモの様子にもそれを感じた。ジパングのやさしさを纏うひ弱さには軽快なダンスがお似合いか。だからいつまでもbaby扱いから脱け出せない。

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