すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

うさぎを探して館内を歩く

2022年12月29日 | 絵本
 今年の読み聞かせが終わり、ゆっくりする暇なく来年のことが浮かんだ。館内の読書案内展示がすでに「うさぎモード」に入っていることもあるからだろう。今はこども園の方が回数が多いので、紙芝居で何かないかと探してみたら、『うさぎなぜなぜみみながい』というタイトルがあった。ちょっと絵が気に入らず却下。


 では、絵本へ。まず浮かんだのがレオ・レオニのコーナーだった。面白いと記憶している一冊が『うさぎをつくろう ほんものになったうさぎのはなし』がある。はさみと紙で作られた「うさぎ」が、本物の人参を食べて、本物のうさぎになってしまう愉快な話だ。短いがなんとなく味があるなあと感じる。候補だ。

 


 レオ・レオニが並んでいるなかで、『うさぎたちのにわ』という一冊があった。冒頭「人参は幾ら食べてもいいが、木の上のりんごに手を出すな。狼にやられるぞ」と年寄りうさぎが二匹の子うさぎに言う件はパターンとしてよくある。しかし、その後の展開にヘビが絡んできてなかなか楽しい。2年生でどうだろうか。


 ちょっと素敵な絵本を見つけた。「恋の絵本」シリーズで作家の島本理生が書いている『まっくろいたちのレストラン』。うさぎのお嬢さんが登場するのだが、なかなかキュンとするストーリー。語ってみたいが、オッサンいやオジイサンが読むには少しキツイかな。いやいや、森本レオだって十分年寄りだろう。えっ(笑)


 絵本コーナー展示にあった『うさぎになったゆめがみたいの』。うさぎの夢を見たいために前歯を出して寝る「みーちゃん」。それだけで可愛らしい。もう一冊『ウィルとふゆのおきゃくさん』。これは森の一軒家に住むウィルの部屋に次々に訪ねてくる動物たち。ウクライナ民話「てぶくろ」の現代版のよう…魅力がある。


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