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秋、いのちの詩を読む

2011年11月09日 | 雑記帳
 昨日午後、秋田大学の成田先生をお招きして校内研修を持った
 「授業力向上セミナー」と銘うって続けているものである。三年生を相手に特別授業をしていただき、それに絡めた講話をしていただいた。

 本校の今年度の研究副主題として掲げてある「学習形態の工夫」に関わって、成田先生に提示していただいた授業は「連詩」の授業だった。
 この方法については十年ほど前に大内善一先生(茨城大)からお話を聞いていたのだが、実際の授業を参観する機会がなかったので実に貴重だった。

 詳細な学びについてここでは触れないが、とにかく子どもたちの明るい表情が印象的だった。「創作と鑑賞」を協同学習という形で取り組める魅力ある実践だと感じた。
 これは東京書籍の4年版教科書に取り上げられているので、教科書活用を考える意味でもいい刺激となった。

 さて、そこで子どもたちが創り上げた詩はたわいない内容なのだが、今日の全校集会で少し紹介して「芸術の秋」の雰囲気を漂わせたいと考えた。
 ただ話の構成としては、何か締めとしてじんわりと伝わるような詩などを読んだほうがいいだろうと思った。

 手元にある本を何気なくめくっていて、目にとまったのが三越左千夫という詩人の「いのち ~りすとくり~」という詩。

 秋という季節に、いのちの深みを感じさせてくれる内容だ。
 また、読む年齢が違えば、それぞれ受けとめ方が違うかもしれない。

 集会では2回繰り返して読んだ。
 じっと聴き入ってくれた(ように見えた)。

 ここで紹介されている。
 http://www.matsuyomi.co.jp/showashi/showashi_BN_021.html

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