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連続授業「国語辞典」その2

2007年01月24日 | 教育ノート
 辞典の授業二日目。

 4時間目に三年生、5時間目に二年生が予定されている。
 二年生は、担任の意向もあり辞典を全員分揃えてあり、特に重点的には扱っていないが、随時指導はしているとのことであった。

 実態の調査についての流れは四、五年生とほぼ同じである。
 やはり「指定されたページを開く」という段階で、だいぶ時間がかかる子が目についてきた。二年生だと「数の順序、数詞」の定着があやしい子もいるようで、少し丁寧な入り方をした。
 調査する段階で、なかなか探せない子を観察してみると、数詞だけでなく、該当ページを開いても発見できずにめくってしまう状態があり、語を確認していく作業に難儀している。指や目の動かし方の指導が必要のように思った。

 学習活動としてとりあげたのは「どちらが先かな?」と題して、まず二語の掲載順を問うものである。10例準備した。
① あか    あお       ② のうみそ  のうみん
③ てんき   でんき ・・・  ⑩ けいと   ゲーム
 
 シートで予想させ、その後辞典で確認していく形である。拗音が入る言葉に誤りをする子がいて、確認をしていった。

 その後には7枚のカードを準備し、それを黒板に辞典に載っている語順に並べていく活動を取り入れた。三年生も二年生も全体で予想した順番はまったく同じ(こちらの思惑通りに間違っている)。以下の通りだった。

ゆきおんな
 ↓
ゆきだるま
 ↓
ゆくえ
 ↓
ゆけつ
 ↓
ゆげ
 ↓
ゆずる
 ↓
ゆたか

 実際にそこまでの学習はしておらないようで、「ゆけつ」と「ゆげ」の語順が引っ掛けになる。辞典で確かめをしていくと、一様に驚く声を上げたので印象には残ったはずである。
 三年生では、どうして「ゆげ→ゆけつ」と問うと、語数に着目してそうなると答えた子がいたのでいいまとめになった。

 一語一語出しながら、語順通りに貼りつけていく作業は、誤って貼りつけた子もでるが、その場で子どもたち同士の指摘もあることで問題がはっきりし、二、三年生レベルには合っている活動だと思った。

 次は、いよいよ一年生である。

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