【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

シャフト◎トゥダウンは悪者?

2020年05月12日 16時35分35秒 | スポーツ
ゴルフクラブは ウッドであっても、アイアンであっても
パターであったとしてもL字型の形状で
ヘッド重量の中心点はシャフトの延長線上にありません。
 
ゴルフクラブのとても面白いところ、
特徴的な部分ですが、
その重心距離のズレが(シャフトの延長線上に無い)が
静止時(アドレスなど)と運動時(スイング中)
二通りの特性・役割を発揮します。
 
昔から 重心距離の無い電電太鼓のような
クラブがちらほら発売されていましたが、
ロフトとの組み合わせで非常に危険な
楽しみ以前の問題になってしまい、すぐに姿を消します。
 
重心距離があることによって
スイング中、視覚でなく、感覚で
ヘッドの向きを把握することが可能です。
逆に 重心距離が無い(ゼロ)であると
どんなヘッドの向きになっても近く出来ませんから
危ないので、とても強く握らなくてはならず
飛ばすことが出来ません。
 
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重心位置のズレ(シャフトの延長線上にない)ことを
正しく利用すれば、トップの位置の把握もし易いですし
ダウンスイングに力みが発生させず
そのクラブやヘッドの重さで グリップを進行方向に
動かす手伝いもしてくれます。
 
重心位置のずれがあるので
簡単に使う「シャフトをしならせる・しなるもどす」には
クラブのねじれが伴ってしまいます。
ゴルフクラブは角度が大切ですから
捩じって使うのは 上下左右の角度を危ういモノに
してしまいます。
 
 
ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー
 
昔から トゥダウンは悪者扱いを受け
それが「硬いシャフト」への道につながっている
のかも知れませんが、こちらをご覧ください。
 



お使いのドライバーは 44インチ
ヘッド重量は 241.7g(スイングウエイトはF-7.0)
シャフトの硬さを表す振動数は 102cpm です。
ヘッドの重さはあるとは言え
市販の平均的なRフレックスのドライバー が 240cpm位
ですから、半分以下の硬さと言っていいでしょう。
(半分以下という表現もおかしなものですが…)
 
アドレス時のシャフトの位置に線を残し
インパクト時のモノと比較して貰いました。
IMG_8497

 
重心位置のずれ分だけ しか トゥダウンしていないのが
分かるかと思います。
この映像は おそらく トゥダウンのコトがテーマではなく
別の何かの目的で撮影されたものだと思いますから、
意図的にトゥダウンを抑えようとか全く考えていないと思います。
 
 振動数102cpm のドライバーは
空中に上げるだけで 大きくしなります。
 
しかし、クラブをひねらないで使うとこの通りです。
ソコソコの距離だと思いますし、弾道が綺麗です^^
 
 
 
振動数300cpmを超えるアイアンで
このような しならせ方をして打つ人もいます。
 
 
さて どちらが簡単で、
どちらが効率よくクラブを使えるのでしょうか…ね。
 
インパクト時の体の姿勢を見る限り
からだへの「負担」は随分違いそうですね。
 
しなるシャフトをしならせないで打つ方が良いのか
しならないシャフトをしならせて打つ方が良いのか
 
インパクト時の体の姿勢に答えがありそうですね。。。
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ハンドルを右に切るテークバックは…

2020年05月12日 00時04分12秒 | スポーツ
アプローチに悩まれるお客様から相談を受けました。
50ヤード以下のショットが安定せず、スコアに伸び悩むと…
スコアが全てではありませんし、
それ以外の楽しみ、それぞれの方の違った楽しみ
それを共存させられるのがゴルフの良さ、でもありますが
目の前のグリーンに対し、上手く打てないのは
ストレスになりますわねぇ、確かに。

で、その方のショットを見させて頂くと。。。
テークバックの取り方が怪しい のです。
とは言え、その方法論は多くのアマチュアが採用する方法で
練習場では一般的な打ち方なのでしょうね。

フルショットの場合、スピードと言う結構
いろんなことを誤魔化せる要因があるので
そこの部分は取り上げられない、気にしない、なのですが、
50ヤード以下だと、その誤魔化しも効きません。

本来、ゴルフショットのヘッドが描く円弧
世間でいうところの「ヘッド軌道・プレーン」は
前傾姿勢があって、体の向きを変えることに
よって生まれる、斜めに傾いた軌道 です。
概ね 体の幅の中にクラブ・クラブヘッドがあって
体の向きが変わるから、円弧が創られるのです。
それによって、セットされた(選択された)クラブの
ロフト、そしてその運動スピード
それによって、距離が創られていきます。

でも、多くのアマチュアゴルファーは
その円弧を手のさばきによって、なぞる というか
創ってしまうのです。

そうなると、ロフトも変化しますし、
腕も含めたクラブの長さも変化しやすくなります。




腕と言う、さほど大きな筋肉の無い部位で
クラブと言う重量物を動かし、そして、さらに
その動かしたことによって生まれてしまう
更なる遠心力などの不可抗力を、その動かしている
腕が直接的に受けるのですから、安定は
難しいでしょう。

具体的に言うと、テークバックで
ハンドルを右に切るように
クラブを動かしてはいけません。
その姿勢のまま、と言うよりも
テークバックでは、少々オーバーですが
ハンドルを左に切りながら動いていく
と考える方が矯正されていくと思います。

前傾姿勢がある状態で、右を向けば
体の右側の部位の方が、左の部位よりも高くなります。
その状態が維持されて「スクエア」なのですから
ロフトの立ったクラブであれば、
フェースの向く方向は、やや地面に向いた
伏せられた方向になる筈です。

よく見かけるオンプレーンスウィングの図解で
ダウンやテークバックのどこかを切り取った静止絵で
地面と垂直になったリーディングエッジが
出てきますが、これは既に開いていることになりますし
クラブの構造上、静止状態でこの姿勢を作ったのでは
動きが入ると、もっと開くことになります。

30ヤード位のショット、から始めるのがいいのかも
知れませんが、テークバックは左にハンドルを切る
フェース面をずっと地面に向けている ような
そんな始まりが練習には良いかと思います。

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