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悪魔の正体―理趣経

2009-02-26 20:52:28 | 引用
 …釈尊は大地に手を触れて、大地の神に本当のことをいっているという誓いをたてます。
 インドでは、真実を語ることが悪魔を除く力があると古くから信じられてきました。
 ですから、釈尊のいっていることはみなウソであると悪魔がせめたて、悟りへの道を邪魔して自分たち悪魔を安泰にしようとするかけ引きがあります。
 「私のいっていることは本当だ」といっても「それなら証拠を見せろ」といって悟りを妨害します。
 そこで釈尊は大地に手を触れて大地の神に誓いをたてます。
 大地の神は絶対ですから悪魔は退散してしまう。
            (松長有慶著「理趣経」)

               *

 「理趣経」はとりわけ真言密教で重要視されている経典ですが、仏教の経典では珍しくセックスを宇宙の重要かつ清浄(しょうじょう)な営みと位置付けて、きわめて積極的に肯定しています。

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