しゅぷりったあえこお nano

ブログ版 シュプリッターエコー

おしらせ―ギリヤーク尼ケ崎さんの記事

2009-05-31 12:14:00 | ノンジャンル
 大道芸人を自称する舞踊家・ギリヤーク尼ケ崎さんの神戸公演の記事を、本ブログに5月6日付けで掲示しましたが、さらに詳しい記事を本ブログの姉妹サイト「Splitterecho」に掲げました。
 ちかぢか、公演写真も併載する予定です。

 ご関心のあるかたは、ご訪問ください。

 Splitterechoは http://www16.ocn.ne.jp/~kobecat/


面白いじゃないですか、麻生さんのサル芝居

2009-05-29 23:06:00 | セイジ
 じぶんの言ったことを、そんなことを言ったおぼえはないと言いぬけるのは、ふつうの人にはちょっとできないことですけど、麻生さんはまったく平気なんですねえ。
 毎度その場しのぎの同じパターン。
 今度は、厚生労働省を分割したいという方針を出しておいて、党内外の非難を浴びると、「わたしはヤルとは言っていない」とまた逃げの手。
 周囲は、首相がまたブレたと批判してますが、これはブレ程度のことではないでしょう。
 言っておいて、それなりに周りの人を動かしておいて、いや言わなかったというんですから、れっきとしたサギですよ。

 厚生労働大臣の舛添さんに国民の人気が集まって、これではオイラの求心力がますます弱まってしまうとあわてだした麻生さんが、舛添さんの力を弱めたいがためににわかに厚労省の分割を思い立ったと、そういう見方が出ていますが、もしそうだとしたら、なんと肝っ玉の小さいことで…。

 まるでマンガの筋書きみたいな。
 権力にすがりつく無能の首相とそのイスをおびやかす有能な大臣の、あまりも見え見えの構図。
 でも、まあ、しっかり読むのはマンガだけという首相ですから、そのあたりがほんとうのところかもしれませんが。

 しかし、けっこうおもしろいじゃないですか。
 サル芝居を見ているようで。
 サルって追いつめられると、意外にアタフタするんですよね。
 民主党の代表が交代して、ふたたび民主党の人気が上昇しはじめて、やっぱりアタフタしだしたんでしょうかね。

 次はどんなサル踊りで笑わせてくださるのでしょう。

討論中にクチュクチュやった麻生さん

2009-05-28 18:51:00 | セイジ
 きのうの党首討論の最中に、麻生さんはグラスの水を含んで、それでクチュクチュと口をすすいで、それから飲み込んでいましたねえ。
 なんか、あれ、いやですねえ。
 まあ、それは個人のクセというか、習慣みたいな問題ですから、他人が口をはさむようなことではないと思いますが、しかし国民の代表たる首相のことですからねえ。

 行儀がわるいというか、品性がないというか…。

 われわれ庶民の間でも、目の前であんなふうにクチュクチュ、ゴックンする人ってイヤでしょう。

今岡が打ったア!

2009-05-27 23:36:00 | 阪神タイガース
 今岡選手が打ちました(対西武戦、甲子園球場)。
 7回裏の先頭打者として登場。
 完璧な当たりを左中間に飛ばして、二塁ベースにヘッドスライディングで飛び込みました。
 タイガース打線はそれまで石井投手にまったく歯が立たなかったのですが、この今岡選手の二塁打をきっかけに代打桧山選手の適時打はじめ関本選手の勝ち越し打などヒットが続いて、とうとう4-1と逆転。
 最後を藤川投手が締めくくって、今シーズン最高のゲームをやってのけました。

 タイガースファンは、今岡選手が打って勝つと、ほんとうに勝ったという気がするんですよね。
 指の故障からここ数年ずっと不振に苦しみ続けている今岡選手だけに、今夜の活躍をバネに以前の天才ぶりを取り戻してくれるといいんですが。
 がんばって、今岡さん!

 ところで、今夜の今岡選手は一塁手としてひさびさに先発したんですが、これ、なかなかいいじゃないですか。
 今岡選手を一塁に置くのなら、新井選手の三塁コンバートも意味のあるものになってきます。
 真弓監督の当初の構想とは違いますが、しかし、ケガの功名といってもいいでしょう、これは真弓監督のクリーンヒットになるんじゃないですか。
 ほとんど死に体だったひとりの選手がよみがえって、強力な戦力になりそうな気配ですから。

 それにしても、毎日放送の実況中継を聴いていて、あらためて板東英二さん(解説者)の眼力に驚かされました。
 予言がぜんぶ的中するんです。
 西武はなんと石井投手が五回にタイムリーヒットを打って先制点を挙げるのですが、板東さんは事前にこれを喝破(かっぱ)。
 さらに阪神の攻撃が下位打線から始まる7回に逆転のチャンスが来る、とこれも予言。
 とにかく板東さんの言うとおりにゲームが進んでいくのです。

 頭のいい人だという印象は強いですが、カンも鋭いんでしょうね。

 何点対何点でどちらが勝つと試合前に予言されて、そのとおりになったゲームもここ数年のうちに何試合かありました。

 こういう人がいるのをまざまざと見ますとね、予言者(シャーマン)というのもあながち迷信の産物とばかりはいえないんだろうな、と思いますね。 

さらば、メンチ

2009-05-26 13:21:00 | 阪神タイガース
 真弓監督がとうとうメンチ選手をあきらめましたね。
 ずいぶん時間がかかりましたが。
 メンチ選手がブレーキになって、いったい何ゲーム落としたと思います。
  
 まあ、遅きに失したとはいえ、この決断はいいことです。
 この機に新井選手ももとの一塁へ戻してほしいところですが、そこは真弓監督にもメンツがあるでしょうから、とうめん深追いは控えましょう。

 メンチ後遺症でまだしばらくタイガース打線は軌道に乗りきれないかもしれませんが、それでもこれから少しずつ噛み合ってくるんじゃないですか。

 それにしても、もう大リーガーの選手を、大リーガーというだけでありがたがるような、そんなバカな大リーグコンプレックスからは、いいかげんに抜け出しましょうよ。
 アメリカのベースボールと日本の野球が微妙な点で違うということ、その微妙な違いが実は大きな違いでもあるということ、そこをしっかりわきまえましょう。

 アメリカから選手を呼んでくるんだったら、アメリカでどれほど活躍したか、という基準ではなく、日本でどれくらい活躍できるだろうか、という基準で考えてもらいたいものです。
 でないと、性懲りもなく、また同じあやまちを繰り返すことになるでしょう。
 日本人は野球でももっと主体性を出さなくっちゃア。

 ぼくらにはやっぱり、ただ打って、ただ走って、ただ投げて、という、要するに力まかせのアメリカン・ベースボールより、ああでもないこうでもないと反芻(はんすう)しながらウジウジシネシネと運んでいく日本野球のほうが面白いんです。
 その陰影、そのえたいの知れなさ、その魔物性、その内なるストーリーが面白い。
 じめじめしたところがいいんです。

 ほら、男と女のつながりでも、じめっとしたとろにダイゴ味があるじゃないですか。
 悪女の深情け、っていうでしょう?

三宮に少し活気が…

2009-05-25 23:25:00 | 新型インフルエンザ
 週が明けて、神戸の中心地、三宮にもだいぶん活気が戻ってきました。
 先週中は九割近くがマスクをつけていましたが、きょうは7割弱くらいに減っていたでしょうか。
 季節性のインフルエンザと威力がそんなに変わらないとわかってきて、市民のなかにもこころなしか、ハラをくくったような表情が見られます。

 学校が再開されて、これを機にワッとひろがるのではないかという不安が正直いってありますが、このまま平穏に移ってほしい、とこれは祈るような気持ちです。
 ざっと1週間ほどの潜伏期があるということですから、結果があらわれるのは来週以降になるでしょうが。

 でもカラ騒ぎの気分が消えて、なにかしら謙虚(けんきょ)な気分が街に漂っているのは、結構いい感じです。
 どうやら自然への畏怖(いふ)の気持ちが戻ってくると、人間の傲慢(ごうまん)さが少し抑えられるようです。

 さて、きょうの神戸は、空にずっと薄雲がかかっていましたが、終日おだやかでした。
 海から微風があったのでしょう、港の汽笛が山麓(さんろく)の高台でもよく聞こえました。

患者実数を知りたい

2009-05-24 22:24:00 | 新型インフルエンザ
 23日時点での新型インフルエンザの感染者は、兵庫県の176人、大阪府の147人をはじめとして、全国で338人と集計されています。

 この数字をそのまま受け取ると、現在338人の新型インフルエンザ患者がいるように思ってしまいますが、むろんそうとらえるのは数字上の錯覚ですね。

 338は感染の延べ人数(この場合は累計)ですから、現時点での正確な患者数を出すには、ここからすでに治っている人の数を差し引かなければなりません。
 感染の実態はむしろこちらのほうにあるでしょう。

 いま神戸市の感染者は103人になっていますが、市民にとってほんとうに知りたいのは、実際の患者が何人になっているかということです。
 その患者実数が増えていれば、感染はまだ広がる傾向にあるということでしょうし、もしその実数が減っていけば、終息の傾向が見えてきたということになるでしょう。
 現在がどちらへ向かっているか、より現実的な判断が個々人でできることになるわけです。

 全国レベルで集計するのは手間がかかるとしても、地域社会レベルでそういう速報を流すことはそんなにむずかしいことではないように思えますが。
 市民に正確な判断ができるように、現在の感染者累計の公表とともに、患者実数の公表システムもほしいものです。

 さて、きょうの神戸はわずかに薄日が射す程度で、午後にはにわか雨がありました。
 その雨雲が東に流れて甲子園球場の阪神―ロッテ戦が降雨ノーゲームになりました。
 夕刻近くの三宮駅周辺は、甲子園から帰ってきたファンの波でひさびさに活気が出ました。
 こんなときにもタイガースは街に生気を注ぎます。

大阪の皆さん、感染高を中傷しないで

2009-05-23 23:00:00 | 新型インフルエンザ
 お隣の大阪府は新型インフルエンザの感染は峠を越えたと判断したようですね。
 しかし、集団感染を出した茨木市の高校が府民の誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)を浴びているという話を聞いて、びっくりしました。
 新型インフルエンザの感染は、そんな特定の機関や特定の個人の問題ではないですからね。

 神戸で神戸高校や兵庫高校を非難するような、そんなバカな市民はいないと思いますが、もしそういう人があるとしたら、それは神戸の恥(はじ)です。
 神戸市は少なくとも日本の国内に関する限り、市民意識の抜きんでて高い街ですから、まさかそんな稚拙(ちせつ)な精神はないでしょう。

 がんばりましょう。
 市民全体で、助け合い、心に連帯意識をもって、この試練の日々を乗り越えましょう。

民族を揺るがす魔物

2009-05-23 12:22:00 | 新型インフルエンザ
 新型インフルエンザに、はじめ恐れられていたほどの破壊性がないということは不幸中の幸いというべきでしょう。

 いやむしろ、そんな月並みな言い方ではなく、自然の不気味なメカニズムをそこでとどめてくれたなにものか、むしろこの地球の善意に感謝すべきことでしょう。

 もしこれが鳥インフルエンザそのものであったとしたら、すでに惨憺(さんたん)たる状況に陥(おちい)っていたに違いありません。

 わたしたちがどれほど全力で対応しても、感染はやはり警戒網を簡単にすりぬけて都市の中心部に侵入すること、そしていったん感染が広がり始めるともはや閉じ込めることは不可能なこと、さらに医療機関もたちまち物理的にパンク状態に陥ってしまうこと、それらの事実を今回の新型インフルエンザでわたしたちは見せつけられているのですから。
 
 この状態でもしこのインフルエンザが、死者が毎日出るような強毒性のものであったとしたら、都市機能、ひいては国家機能も深刻なマヒ状態に陥っていたでしょう。
 わたしたちの恐怖もどれほどのものになったか、想像もできません。

 ひとつの大きな教訓をわたしたちは得ました。
 このような新しい感染症は、あの人がかかった、この人がかかった、というような個人の問題ではもはやないということです。
 民族全体を揺るがす巨大な魔物だということです。

 従来の病気であれば、患者と医師の一対一の対応のなかで治癒(ちゆ)にまで持っていけば、それで治療も完結していましたが、わたしたちに免疫のない今度の感染症のような場合は、民族全体が総がかりでビールスに対処しないと、防衛ができないということです。

 民族のなかでの、気配りと優しさと協力が不可欠だということです。
 民族としての賢明さが問われるということです。
 民族の中で、個々人の主体的な思考や判断や取り組みがいっそう必要になるということです。
 責任のなすり合いなどで時間を空費するようなそんな愚行をやっている場合ではないということです。
 (その点、渦中の神戸では育児や介護などの分野で市民の自発的な協力体制があちらこちらで生まれています)

 日本民族が他の民族よりも抜きん出て優秀だと公言してはばからないような“裸の王様”的民族主義は、ぼくはもういたたまれなくなるくらいイヤですが、やはり民族の内部がバラバラのままでは危機を打開できません。
 民族としてのきちっとした姿勢を、理性的に、的確に、愛情深く、打ち出していかねばなりません。
 この危機の時代に、賢明な日本人像をつくろうじゃないですか。

 さて、神戸はきょうはうす曇りで、やわらかな日差しがときどき街を満たします。
 港から微風が吹いてます。

舛添さんの反論に共感―新型インフル

2009-05-21 19:20:00 | ノンジャンル
 今日の参院予算委員会で国民新党の自見(じみ)庄三郎さんが、新型インフルエンザの対策について厚生労働大臣の舛添さんを追及していました。

 自見さんの追及の内容をかいつまんで言えば、新型インフルエンザはほとんど普通の季節性のインフルエンザと危険度が変わらないのだから、もう過度な警戒体制は解いて国民の生活をふだんの状態に戻せ、というものでした。

 これに対して舛添さんは、なによりも国民の生命を第一に考えたい、識者の意見を踏まえて近々、次の方針を打ち出すが、当面は現在の警戒体制を堅持したい、国民の生命についての危機管理は過度なくらいがいい、と反論しました。

 いま渦中にある神戸の一市民としては、舛添大臣の反論のほうに強く共感をおぼえます。

 確かに今の警戒体制は都市機能を抑制しますが、しかしだからといって今すぐそれを解けというのはあまりにも暴論に思えます。
 自見さんの意見の背景には、このままでは都市経済が停滞するという心配があるのでしょう。
 しかし神戸の現状を見るかぎり、商店の顧客が急減しているのも、なにも行政の感染対策が直接の原因というわけではなく、個々の市民の防衛行動の結果なのです(きょう三宮の中心にある地下商店街が全面休業になりましたが、それも顧客が激減したために商店街が行った自主判断です)。

 自見さんはたぶん渦中にある市民の大きな不安に実感を持っておられないから(もちろんそれは無理のないことです)、都市の表層的・形式的な側面だけを見てあのように言われるのです。
 それにこと神戸に関する限り、ビールスがまんえんしているときにわざわざこの街に観光に来たいという人がそうあるとも思えません。

 ここはひとつ、舛添さんに、国民の生命を守るという原点に立ってあとひと踏ん張りがんばってもらいたいと思います。
 自見さんのようなあらっぽい論理ではなく、実態を踏まえ、知見を踏まえ、論理的にも現実的にも緻密(ちみつ)な判断をしていただきたいと願います。

 さて、神戸ではいまバラが盛りです。
 庭に大輪のバラを植えている家が多いのです。
 きょうは風が強くて、そのバラたちがどこでもユサユサと揺れました。