作家の大部分は、なにかしゃべるときには頭が機敏に回転しない。かつてどこかに書いたとおり、とりわけ小説家は腹に銃弾を撃ち込まれたクマたちのように、力なく世間をはいずり回っているのだ。優秀な作家ほどそんなものだ。(『パームサンデー』飛田茂雄訳、ハヤカワ文庫、p183-184)
内容も、なるほどそういうものかと感心させられるものだけれど、何より「腹に銃弾を撃ち込まれたクマたちのように、力なく世間をはいずり回っている」という、たまらなくcomicalな、そして、visual=目に見えるよう、という点では完璧な比喩。翻訳もすばらしい。
(原文と思われる文をwebでみつけたので)
“Novelists, in particular, drag themselves around in society like
gut-shot bears.”
内容も、なるほどそういうものかと感心させられるものだけれど、何より「腹に銃弾を撃ち込まれたクマたちのように、力なく世間をはいずり回っている」という、たまらなくcomicalな、そして、visual=目に見えるよう、という点では完璧な比喩。翻訳もすばらしい。
(原文と思われる文をwebでみつけたので)
“Novelists, in particular, drag themselves around in society like
gut-shot bears.”
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます