今の小中学生の行く末が心配。
最近のスポーツ指導では熱中症予防のためにこまめに水分補給をして、ちょっと気持ち悪いと言えばすぐ休ませる。
子供たちの安全を考えればそれは当然必要な措置だと理解している。
だから俺たちも子供らの様子には常に気を配る。
心配なのは、その子達は限界を知らないということ。
きつい練習でバテていることを熱中症で気分が悪いと思ってしまう子供も出ていると思う。
ハッキリ言って、どこまでやると自分が熱中症になるのか、わかった方がいいと思ってる。
そうでなきゃ、きつい練習を乗り越えて強くなる、なんて無理だ。
きつくなるとすぐ「気持ち悪いです」と言って休んでしまうだろう。
バテたら休んでいいんだ、と思ってしまうことも考えられる。
バテてるけどまだ頑張れる、と思う子供が減っているということだ。
そういう子供が大人になって、仕事についたとき、同じ判断をしてしまうことが心配だ。
朝起きたらなんか気分悪い、仕事休んで病院行かなきゃ、とか、休んで寝てなきゃ、とか。
頑張る人間が減っていくような気がする。
でも、気持ち悪いと言う子供たちに、我慢して練習続けろ、とは今の俺たちには言えないんだ。
頑張る子供ももちろんいるけどね。
それが救いだ。