奈良の市街から離れ
葛城へ。
2度目の當麻寺。
ワタシの心がなぜかここに惹かれるようで、
また訪ねました。
この日は春の優しい雨。
静かなお寺。
前回、写仏した時にいただいたmy筆を持参して、
今回は、阿弥陀如来さまの写仏をしました。
写仏したものは、お寺に納めて護摩焚きしていただきます。
世界の平和・世界の安寧。
だれもが心安らか日々を過ごせますように。
そのあとは、お庭を散策。
お昼は、
門前にあるお蕎麦屋さんへ。
古物が並ぶ、落ち着く空間。
繊細なせいろ蕎麦。
お味噌の焼目の香ばしい
大根の蕎麦味噌田楽。
つるりと蕎麦刺身。
蕎麦湯もとろりとおいしかった♡
薬庵さん。
ミシュランにも選ばれたお店だそうです。
さて、
もう一度當麻寺へもどり
ぶらり。
中将姫が、
この西塔から二上山に沈む夕日を眺めたんだなぁ。
桜の花をたくさん愛でたあとは、
団子ならぬ、おもちです。
中将堂の中将餅。
奈良は蓬餅が、いろんなところで食べられますが、
このお店、おいしかった♡
中で、白い三角巾にエプロンの女性たちが、
せっせと手作りしているのが見えます。
山のように積まれた折箱。
そんなに出るのかな?
なんて疑問もすぐに解決。
次から次へと、地元民さんが寄って、たくさんの折詰めに入った草餅が買われていきます。
地元民に愛されてるお店なんですね♪
さてさて、
今宵のお宿に向かう途中で、
洞川温泉でさっぱりと。
お宿は、はじめましての
民宿 和ちゃん。
お母さんの手料理。
地元の食材にお野菜もいっぱいでおいしかった♡
お酒は地元酒、大峰山。
民宿 和ちゃんさんは、天川の民宿の中では新参者。
けど、森本、という名前に気が付き聞いてみると、
昔からある、民宿 森本さんのご兄弟さんだそうです。
民宿 森本さんは、ワタシが初めて天川に行った30年ほど前に、初めて泊まった民宿でした。
節分の神事のとき、2月の一番寒いとき。
雪に囲まれたお宿。
大きな広間で、長テーブルで食べた夕飯がおいしくておいしくて。
川魚や、お味噌汁、白いご飯などの、シンプルな和食だったけど、
本当においしかったのを覚えていて。
和室の一部屋に家族三人。
豆炭であったまったお布団。
水道の蛇口には「凍るので、完全に閉めないでください」と、注意書き。
いろんなことが次から次に、思い出されていきます。
天川村。
昔からの民宿が、高齢のために続けられずに
やめてしまうところも多い中、
新たに、和ちゃんさんみたいな民宿ができたこと、とっても嬉しいです。
ちなみに、ご主人は、以前の天川市長さんで、
あらゆることにとっても詳しく、
そんなお話聞くのも楽しいお宿です。
(ya)