いつも身に着けてたりすると、
色褪せなんかも気が付かないものだ。
改めて、写真に撮ったら
「キミ、キミ!結構な年期入ってきてましたのね~」と、声かけたくなる。
このところGmailから「容量不足のためメールが届かない可能性があります」との通達。
月額支払って容量増やせばいいだけなんだろうけど、
とりあえず、そのままになっていた昔々のメールとかを削除してみる方法で乗り切ってみようかと。
昔のメールの中に、リップル洋品店さんとやったイベント「おいしいといろ」のやり取りが出てきた。
懐かしい。
その時に作ってもらった、藍染めのエプロン。
出店の度に身に着けていた。
「色褪せたね~」と、久美ちゃんが気が付いてくれて、
以前に1度だけハルさんに染め直ししてもらって
新品のようにパリっとして戻ってきたけど、日々使い続けるとはこういうこと。
よく見ると、生地が薄くなってるとこもあり。
そして、一番気になったのは、手を入れるポケット。
右手の方をよくつっこむワタクシのようで、右側の方がほつれが大きい。
身に着けているものには、その人の癖が垣間見える。
4月の自分の誕生日に旅した奈良。
出かける時はまだ、会える予定もないのに、なぜか車に積み込んで伊香保を出た。
旅の途中のやり取りで、お会いできることになった、「大宇陀ちくちく所」の里佳さん。
突然のおじゃま様も快く受け入れてくださり、
古いお家をいい感じに使ってるちくちく所におじゃまさせてもらった。
優しい明りが大きな窓から射し込むなか、布や糸を見せてもらった。
注文していた「あらかじめダーニングしてあるくつ下」に使ってもらう糸を選んで。
無造作に車に乗っけて連れてきた、エプロンも見てもらう。
そして、出来上がって送られてきた、
お馴染みの、けど新たに可愛さがプラスされたエプロン。
ワタシが右手の良く手を突っ込む方のが、大きめのダーニング。
左右対称じゃないのも、日本ぽくていい。
昔々にフランスのヴェルサイユ宮殿に行ったとき、
窓から見たお庭の作りがピシっと左右対称だったのに気が付き、
西洋と東洋の違いを感じた。
生地の裏の補強の布も可愛く♡
裏地にこだわるって、なんか着物みたいで粋でかっこいい。
ここにも日本人らしさをおもう。
気が付けば、9年も身に着けていたエプロン。
ダーニングしてもらって可愛さが増して、一緒に歩みはじめるこれからの時間。
きっとまた、すり切れちゃうとことか出てきたりするんだろうけど、
そしたらまたダーニングで可愛くしてもらって。
そんな繰り返しでこれからも一緒にいるんだろうな。
#服は育つ
こちらは、オーダーした「あらかじめダーニングしてあるくつ下」
「蒼空」あおぞら、「紅曇」スモークレッド。
里佳さんが名付けてくれた愛しの子。
セレクトされた漢字に、奥深さを思う。
詩人だなぁ~^^
@chiku2ouda
https://chiku2ouda.com/
(ya)