すっかりご無沙汰しています
相続手続支援センターのeveです
毎日寒いですが、皆様風邪などひかれていませんか
手洗いうがい、加湿をして体をいたわってくださいね
さて、eveは先日公証人役場で遺言公正証書の証人を初めてさせていただきました
人の想いを残す「遺言」。作られる方がどんな気持ちで作成されるのか、その実態を見聞きし想い、学ぶところがたくさんありました
今回の遺言作成者様は80代半ばの男性です。
昨年奥様を亡くされて相続手続きをされた際、思うところがおありだったのでしょう、今回遺言を作られることになりました。
遺言を作るにあたり、遺言者様は今までの自分の人生を振り返ります。
その振り返りをもとに「誰にどのように財産を残すべきか」を何度も下書きを繰り返し、徐々に遺言という形にしていきます。
財産と聞くとなんだかドライで生々しい印象ですが、ご本人にとってはとても大切な土地や建物、預貯金です。
「こんな思いで建てた家だったなぁ」、「先祖代々受け継いだ畑で、よく採れたよなぁ」、
「お母さんと一緒にコツコツ貯めた定期もこんなになったな」などなど
今回の遺言者様は付言も作られ、そこには子どもさん達への感謝と愛情溢れる言葉が綴られていました。
公証役場では、遺言の製本前に公証人の先生と遺言者様、立会人2名で内容の読み合わせをします。
内容に誤りなきことを確認するためです
この時でした。万感の想いが押し寄せてくるようで、公証人の先生が読み上げる内容を確認しながら、
遺言者様は何度も何度も涙をぬぐっておられました
一緒に内容確認をしている私も何とも言えないきゅっとした気持ちになりました。
ご高齢になって、しかも奥様を亡くされてからあまり日が経たない胸中複雑な中、
よくぞ遺言を纏め上げられたなと本当に尊敬の念を抱きました。
同時に自分の親の気持ちもこの方のように残してくれたら残されるものとしてはありがたいなと思いました
「どのような想いで自分たち残してくれたのか」財産だけではありません
想いを残すのも遺言なのだと改めて感じたeveでした。
長くなってしまいましたが、今回遺言者様に教えていただいたこの大切な気づきを残しておきたくてここに書かせていただきまし
ということでこれからもeveの勉強の日々は続きます
(※遺言内容は情報保護の観点から、実際の内容からは多少変えております。)
では、また
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