下血も止り、やれやれ・・・といった感じです。
ようやく落ち着いてPCに向かうことが出来るようになりました。
やっぱり健康が一番ですね。
というわけで、これから何回シリーズになるのかわかりませんが、8月17日(火)~19日(木)にまめ八家族と奥さんの両親で行った広島旅行記をお送りします。
8月17日(火)10:30に熊本を出発。
広島目指して九州道を一路北上しました。
13:00頃に最初の休憩地、めかりPAで昼食を摂ります。
お盆明けからまだ間もないこともあってめかりPAはとても混雑しており、ゆっくりと昼食を摂ることは出来ませんでしたが、関門海峡と関門橋の景色は最高です。
ねっ!s-ryoさん?
対岸には下関の街並みが見えます。
九州から本州に車で渡るのは子ども達にとっては初めての経験なので、関門海峡を挟んで対岸に見える本州に、何故かしら娘はとても感動していました。
めかりPAを出発したまめ八一行は関門橋を渡って本州へ。
関門橋を渡り終えた後は、途中、下松SAでトイレ休憩を入れた以外、中国道、山陽道をひたすら走ります。
その甲斐あって午後5時には広島駅前のホテルに着く事が出来ました。
ホテルで一息入れた後、夕食を摂りに広島の町へ。。。
この日の夕食は、奥さんの両親も好物と聞いていた広島名物のお好み焼きに
しました。
広島駅傍の“お好み広場”という観光客向けのお好み焼き屋さんが軒を連ねるビルに歩いて行き、さっそくお好み焼きとビールを注文。
本場広島のお好み焼きと冷たいビールの組み合わせは最高!
とても美味しかったです。
食事療養中の身には、この画像アップはかなり堪えます。。。
翌日は少し早めにホテルを出て、広島原爆ドームの見学に向かいました。
まめ八は、長崎の原爆資料館は小学校の修学旅行で訪れたことがあるのですが(今でもそのショックはしっかりと覚えています)、広島の原爆ドーム並びに平和記念資料館を訪れるのは初めてです。
平和公園傍の駐車場に車を停めて、平和公園を歩いて原爆ドームへ向かいました。
慰霊碑の前で子ども達と共に手を合わせ、原爆で亡くなった方のご冥福をお祈りし、平和な時代が続いていることへの感謝、そして子ども達の時代も平和な時代が続くことをお祈りしました。
大田川の岸辺に原爆ドーム全体が見えてきました。
周りに大きな建物が建っているせいか、イメージより小さな感じがしました。
ご存知の方も多いと思いますが、この原爆ドームは、原爆投下時は『広島県産業奨励館』と呼ばれ、当時としてはかなりモダンな建物であったそうです。
原爆投下前の『広島県産業奨励館』。(Wikiより)
上の写真とほぼ同じ方向からの写真です。
1945年8月6日午前8時15分に、アメリカ軍のB-29エノラ・ゲイが投下した原子爆弾が、この建物の東150m、高度580mの地点で爆発。
その熱線(3000℃にも達したといいます)と衝撃波によってこのような姿になってしまったということです。
この建物の前に立つと原子爆弾の破壊力の凄まじさが本当に良く解ります。
爆心地は建物の東側(写真の左側)です。
上の写真と比べてみると建物の東側(上の写真では手前側)の損壊が大きいことがわかります。
原爆が投下された日の広島は、この日と同様綺麗に晴れ渡り、夏の青空が広がっていたそうです。
この広島原爆ドームは1996年に世界文化遺産に登録されました。
その際、原爆を投下したアメリカは登録に反対、中国は“日本は戦争への反省が足りない”として棄権したそうです。
ただ、世界文化遺産に登録されたお陰でしょうか?
この日、原爆ドーム周辺や平和記念資料館で非常に多くの外国人観光客の姿を見かけました。これはとても良い事だと思いました。
世界中のなるべくたくさんの人々にこの原爆ドームを実際に見て貰って、核兵器の恐ろしさを知って貰い、再び核兵器が使用されることが無い世界を築いていくことが、原爆でお亡くなりになった方々の一番の慰霊になるのではないでしょうか。
原爆ドームを見学した後、平和記念資料館を見学しました。
館内は写真撮影禁止(・・・だったと思う)なので写真はありません。
ただ、その余りに悲惨でショッキングな展示内容に圧倒されて写真を撮ろうという気持ちさえ起こりませんでした。
まめ八は娘と二人で回りました。
今年小学5年生の娘は、原爆のことについて殆ど何も知らないので、まめ八が展示物の一つ一つについて解説してやりました。
ただ、最後に娘の発した質問・・・
“どうしてこんな物を作ったの?それから、落としたらたくさんの人が死ぬのが解っていてどうしてアメリカは平気で原爆を落としたの?”
それらの質問の答えをまめ八は知っています。
しかし、その答えを聞いて小学校5年生の娘は納得できるでしょうか?
“人を殺してはいけない”という、小学生でも知っている事を時として数十万、数百万という単位でやってしまう大人たち。。。これをどのように説明すればいいのでしょう?
気がついたら、猛暑による汗とは違った種類の汗が額を流れていました。
親として、答えを知っていて答えない訳にもいかなかったので、小学生にもわかるように言葉を選びながらまめ八は説明しました。
ただ、自分の答えが如何にも白々しい大人の詭弁であるかを自覚しながら。。。
次回は、呉市にある大和ミュージアムをご紹介します。
コメント
- おぺ [2010年8月26日 1:19]
- こんばんは。お帰りなさい。
心配をしておりましたが、下血もおさまったとのことで少し安心しました。どうぞ無理をなさらぬようお大事に…。
いきなり盛りだくさんの記事から始まりましたね。自分も広島は大人になってから一人で行きました。資料館ではなんとも言葉にならない思いをしたことを今でも鮮明に思い出すことができます。 - デコちゃん [2010年8月26日 9:19]
- こんにちは!
連投ですいません。。
1枚目の写真、まるで絵葉書みたいにきれいですね~!!
私も一度だけ広島に行ったことがあり、そのときに「お好み焼き広場」行きましたよ!
広島は、世界遺産が2つもある珍しい県なんですよね。
旅行記の続きが楽しみです^^ - yut666 [2010年8月26日 21:39]
- こんばんわ。
なんとか下血も収まったようで何よりです。
広島の原爆ドームや平和記念資料館、見たことはありませんが、この世のものと思えないショックを受けるのは間違いないと思います。
本当に、人間というのは恐ろしいことを平気でするものです。どんな理由があるにせよ、武器を使用した争いは避けるべきなのだと思います。 - EP82-SW20 [2010年8月26日 23:17]
- こんばんは。
記事がアップできるように回復されて何よりです。
広島、私は出張で通過したことがあるだけですがここには一度訪れて手を合わせたい場所です。
(長崎はやはり出張で訪れて手を合わせたことがあります。)
お子さんの問いかけには言葉が詰まりますね。
人間はとても愚かだと思います。
考える頭を持っていながら「目先の利益優先」で戦争を始め、多くの命を粗末にする。
私は「がん細胞はなぜ自らの寿命を縮めてまで反乱を起こすのだろう」と思ったことがありますが、連中は考える頭が無い(^^;)
でも、人間は考える頭があるのに、がん細胞みたいに地球を蝕む事をやっていますよね。
結局自分も「文明の利器を使う」→「温暖化に協力している」わけで、「愚かなんだなぁ」と自己嫌悪してしまいますね(^^;) - まめ八 [2010年8月27日 8:50]
- おぺさん、おはようございます。
いつもコメントを頂き、有難うございます。
下血の方はもうすっかり良くなりました。
ご心配をおかけ致しまして申し訳ございませんでした。
ところで、おぺさんも原爆ドームを訪れたことがあるのですね。
全ての日本人(出来れば世界中の人々)が原爆ドームを見学すべきだと思います。
国際政治におけるパワーゲームや軍事的な脅威を煽って日本の核武装化を進めようとする人々が最近、目に付くようになりましたが、原爆ドームや平和記念資料館の展示物をみれば、少なくとも日本は核兵器を持ってはならない。。。という気持ちになると思います。
あれだけの被害を受けておきながら、その上で核武装するなら、日本人は未来永劫、世界中の人々から笑い者になってしまうと思います。 - まめ八 [2010年8月27日 9:01]
- デコちゃんさん、おはようございます。
連続コメント、有難うございます。
やっぱり広島のお好み焼きは美味しいですよね~。
地元で食べるお好み焼きと一味も二味も違った感じがしました。
広島に行く前に、職場の広島出身者に美味しいお好み焼き屋を事前調査したのですが、彼の答えが“多分、何処の店に入っても凄く美味しいと思う”だったので手近なお好み広場に出かけました。でも、彼のアドバイスは間違いなかったです。
広島には二つの世界遺産がありますが、原爆ドームが人類の負の遺産であるために厳島神社と同列に取り扱うことが出来ず、広島の観光関係者もその事をアピールできないのだそうです。
後日、もう一つの世界遺産もご紹介しますのでご笑覧下さい。 - まめ八 [2010年8月27日 9:12]
- yut666さん、おはようございます。
いつもコメントを頂きまして有難うございます。
ようやく下血も治まりました。
ご心配をおかけして申し訳ございません。
原爆ドームと平和記念資料館は是非一度ご覧にならえることをお勧めします。
余り見たい気持ちにはならないかも知れませんが、日本(というか、人類)の歴史の遺産であるわけですから。。。
長崎の原爆資料館を見たことはあったのですが、広島を見学し終えた時には改めて考えさせられる事が多かったです。 - まめ八 [2010年8月27日 9:28]
- EP82-SW20さん、おはようございます。
いつもコメントを頂きまして有難うございます。
また、ご心配をおかけしました。おかげさまで復調しました。
私は子どもたちが“幽霊が怖い。。。”って脅えている時には、必ず、“一番怖いのは人間なんだよ”って答えています。(最近、色々な輩がいますから。。。)
人間は本当に素晴らしい部分とどうしようもない部分を持ち合わせた生き物みたいですね。
盛者必衰という自然の摂理がそうさせているのかもしれません。核兵器にしても環境破壊にしても人間が本当に合理的な判断だけで行動できるならば生じなかった事なんですよね。
EP82-SW20さんのコメントを拝見しながら、昨日の“小沢氏代表戦出馬”のニュースを聞き、人間の欲深さ、不条理、エゴというものについて改めて考えさせられました。 - きなこ [2010年8月29日 8:23]
- おはようございます。
昨日新記録を達成した(笑)きなこです。
広島に行かれていたんですね~、私は実はまだ行ったことがないんです。
日本人としては一度は訪れないといけないとおもいつつ、この歳まで
機会なく過ぎてしまいました。
娘さんの質問、誰もが思う率直な疑問だと思います、誰もが思うことなのに
どうしてこんなことになってしまったのか改めて考えさせられました。 - まめ八 [2010年8月30日 21:24]
- きなこさん、こんばんわ。
コメントを頂きまして有難うございます。
またリコメが遅くなりまして申し訳ございません。m(._.)m
実を言うと私も広島は初めてだったんですよ。!(^O^)
行ってみて初めて解りましたが、広島はやっぱり大都会ですね。それから意外に遠かったです。
きなこさんが仰る通り原爆ドームは日本人なら一度は見ておきたいところですよね。
“百聞は一見にしかず”と言いますが、本当にその通りでした。
娘の疑問は、極普通の人であるならば誰でも持つ疑問だと思うのですが、それを高尚な理屈をつけて蛮行に至る人間の恐ろしい面を改めて見せ付けられたような気がします。
これはもう理屈で語る事ないと思います。
どんな理由があろうとも、罪無き十数万者もの尊い命を奪う事は絶対に間違っている!と思います。 - にーなな [2010年8月30日 22:40]
- こんばんは。
下血も収まったとのことで何よりです。
広島。。まだ私も訪れたことがありません。。
是非とも、訪れなくてはと思っています。
多くの方の尊い命が奪われてしまった、という事実は決して忘れてはいけないことです。
お嬢様の質問。。刺さります。 - まめ八 [2010年8月31日 21:06]
- にーななさん、こんばんわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。
お陰さまで下血の方も治り、体調も回復しました。!(^O^)
私も遅ればせながらやっと見学する事が出来ました。原爆ドームを実際に目の当たりにすると改めて核兵器が恐ろしい無差別殺戮兵器であるかということを実感しました。
お隣の国の兵隊ごっこが大好きな独裁者や、日本の核保有国にしたがっている安○晋三氏や某東京都知事などのアンポンタンに一度見学させてやりたいとつくづく思いました。 - riel [2012年9月29日 14:15]
- 初めまして・・・私は2012年9月に初めて広島に行きまして、まめ八さんのブログを拝見しました。一番の目当ては大和ミュージアムでしたが・・・まめ八さんの気持ちがとても良く解ります。途中で読むのが辛くなってしまって、全部見ないで出ました。私は自分の人生をきちんと生きたかなってとても考えさせられました。
- まめ八 [2012年9月29日 17:53]
- rielさん、こんばんわ。
初めまして!
この度は当ブログにお立ち寄り頂きまして、本当に有難うございます。
広島への旅行は一昨年の事でしたが今でも平和資料記念館で受けたショックは忘れることが出来ません。
大変残念な事に、横暴な隣国による対外的危機が迫る中において安直な強硬論やタカ派的立場の人たちが発言力を増しています。また世論も次第に強硬論の方へ傾きつつあります。
国民の生命・安全・自由を守るために時として戦争という選択をしなければならないこともあるとは思うのですが、その選択を選ぶ前には絶対にこの平和祈念資料館をもう一度見学して、こうした戦争の悲惨さを覚悟した上で決定すべきだと思います。
戦争で、将来のある若い命を失った方々を英霊として祀り上げる事も大切なのでしょうが、rielさんの仰るように、その方々の分まで私たち後世の日本人が一人一人、自分に恥じぬようにしっかりと生きていく事、そして先の大戦から学んだことをしっかりと子孫に受け継いでいく事が一番の供養だと私は考えています。
あなたのブログにコメント投稿されたものです。