図書館へ行こう!

 本は私の人生の友・・・

公開シンポジウム

2009年06月28日 | 講演会
“いまマスコミに問われているもの”
「スタートした裁判員裁判 ―― 課題は語り尽くされたか」

基調講演 「司法の大転換期への期待と不安」 佐木隆三

パネルディスカッション 江川紹子(ジャーナリスト)、佐木隆三
               弁護士etc.(私の知らない方ばかり)

会場 日本プレスセンターホール

主催 マスコミ倫理懇談会全国協議会

裁判員制度については本や新聞などで得た知識で充分だと思いましたが、佐木さんが見たい、江川さんが見たい、で参加しました(軽~い)。
深いお話、議論がなされましたが、省略させていただきますね。
私としては、一生に一度あるか無いかの裁判員に選ばれたら、進んで参加したいと思っていますよ。
自分で量刑(特に死刑)を決めるのは荷が重いと思っている人もいますが、多数で決めるのですし、一審の次は、高裁、最高裁と専門家の手に委ねられるのですから、あまり深刻に考えなくてもいいのでは・・・。 



私の駄作を門柱の上に置いておりますが、イヌのアゴに雨のしずくが・・・
雨が降り出した午後、お使いに行こうとして傘を広げたとき、目にしましたよ。
真珠のように綺麗に見えたので写真に撮りましたが、画像では分かりませんねぇ。
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あじさい (2)

2009年06月27日 | Weblog
お不動さんの「あじさいまつり」は、もうすぐ終わりです・・・







竹とんぼのように見えるものは、もみじの種だそうですよ・・・

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映画 『愛を読むひと』

2009年06月25日 | 映画
1959年、西ドイツの小さな町。15歳のマイケル(デビッド・クロス)は通学中に年上の女性ハンナ(ケイト・ウィンスレット)と知り合い、激しい恋に落ちる。
ハンナは恋愛の手ほどきをする代わりに、マイケルに世界名作文学の朗読を頼むようになる。
だが、ある日突然、ハンナは姿を消す。
8年後、法学生となったマイケルは、講義の一環で傍聴した法廷でハンナと再会する。
彼女は、戦時中に犯した罪を問われていた・・・。
原作は、ドイツの小説家・ベルンハルト・シュリンクの『朗読者』。
ケイト・ウィンスレットは、この作品でアカデミー賞の主演女優賞受賞。

数年前に原作を読みました。
映画では、旅先でハンナがレストランのメニューを見ようとしませんでしたが、原作では、ホテルでの朝、マイケル(原作は違う名前)が散歩に行くというメモを残したため、ハンナは風でメモが飛んだようにしていたような・・・そこで、私はやっとハンナに対する謎が解け、本の題名にも納得して、それから読むのがおもしろくなった記憶がありますよ。
ハンナを演じたケイト・ウィンスレットは、美しく魅力的でした。
原作では、ハンナが戦争犯罪者にならざるを得なかった事情なども書かれていて、ハンナも時代の犠牲者のように感じました。
辛口の批評をする斎藤美奈子さんが、当時、原作を一刀両断していましたが、それを読んでも、そういう解釈の仕方もあるのね、と思ったぐらい。
私は、ひとつの物語として、本も映画も良かったですよ。
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映画 『劔岳 点の記』

2009年06月23日 | 映画
明治40年、日本地図完成のために立山連峰、劔岳への登頂に挑む、陸軍測量手の柴崎芳太郎(浅野忠信)ら7人の測量隊。
山の案内人・宇治長次郎(香川照之)や助手の生田信(松田龍平)らと頂への登り口を探すが、生田が足を滑らせけがを負ってしまう。
大自然の厳しさを見せつけられた測量隊だったが、柴崎と宇治はある言葉を思い出す・・・。
新田次郎の同名小説を、『八甲田山』『火宅の人』などの名カメラマン・木村大作が初メガホンを取った作品。
本物の大自然を撮影することにこだわり、危険を冒しながら圧巻の雪山シーンにも挑みました。

人は「何をしたか」ということではなく、「何のためにそれをしたのか」

一緒に映画を観た夫は、上記の言葉が出てきてから、涙々でした。
平日なのに、中高年で映画館は満席でしたよ。
浅野忠信、香川照之は、やはりウマイですねぇ。
日本山岳会と、どちらが先に劔岳の頂に登れるか、競う状況になってしまいますが、実は初登頂は・・・というミステリもあったり、山の仲間同士の友情なども描かれていました。
CGや空撮などを使わず撮影したということですが、山や自然の美しさ、厳しさを、素晴らしい映像で堪能させてくれました。

近藤富枝さんを囲んで

2009年06月22日 | 講演会
毎年この時期、浅草の先の東向島での講演会に参加してます。
過去には、山崎朋子さん、高野悦子さん、山崎洋子さんのステキなお話を聴かせていただきましたが、今年はノンフィクション作家の近藤富枝さんでした。
87歳という高齢ですが、日本橋生まれのチャキチャキの江戸っ子で、お元気でした~。
瀬戸内寂聴さんと東京女子大で一緒に演劇をしていたとか、その寂聴さんから“おしゃべり”だと言われるそうですが、寂聴さんだってスゴイおしゃべりだ、などと。
お話がアチコチに飛んで面白く、でも忘れずに元に戻る、という繰り返しでした。
寂聴さんは“なまり”があって、芝居はヘタだったとか。
昭和19年、NHKのアナウンサーになりましたが、戦後退職して、文筆活動に入りました。
永井荷風が手本だとのことですが、講演会の帰り、駅のホームで電車を待っているとき、駅名「東向島」の上にカッコして「旧玉の井」と書いてあるのを目にしましたよ。



2階のベランダで洗濯物を干していて東の方に目をやると、一年中裸のままで強風に虐げられたような木がいつも目に入ります・・・。

映画 『ハゲタカ』

2009年06月20日 | 映画
映画は、2007年にNHKで放送されたドラマ『ハゲタカ』の続編にあたり、
“ハゲタカ”こと天才ファンドマネージャー・鷲津政彦(大森南朋)が日本企業に次々と買収を仕掛け、企業を再生していく姿を描いたドラマの4年後が舞台。
金融恐慌やリーマンショックなど現在の金融状況を背景に、大手自動車メーカー「アカマ自動車」をめぐる鷲津と劉一華(=リュー・イーファー・玉山鉄二)率いる中国系巨大ファンドとの壮絶なバトルを描いてます。

玉山鉄二演じる劉一華の生い立ちが分かるにつれ、敵役なのに劉一華に肩入れしたくなっていました。
TVで見たときは、大森南朋、柴田恭兵、共に素晴らしい演技力だなぁと思いましたが、映画では玉山鉄二の存在が輝いていました。
玉山鉄二を主人公にした映画のように感じましたよ。
2時間余の映画の中で、果たしてTVで見たときの面白さと感動を味わうことができるのか疑問に思い、映画を見ようか迷いましたが、見て良かった~、ですよ。
映画の初めのシーンが、最後のシーンにつながる、素晴らしい構成でした。

今週は映画を2本見に行き、レディースデーで千円使い、『ハゲタカ』は映画館のポイントを使ったので無料でしたが、まだまだ他にも見たい映画がありますよ。
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映画 『レスラー』

2009年06月17日 | 映画
人気レスラーだったランディ(ミッキー・ローク)は、スーパーでアルバイトをしながら、かろうじてプロレスを続けていたが、ある日長年のステロイド使用が祟り、心臓発作を起こしてしまう。
病院のベッドで目覚めたランディは、医者にリングに立つことを禁じられる。
妻とは離婚し、一人娘のステファニー(エヴァン・レイチェル・ウッド)とも疎遠で、ひとりになってしまったランディ。
せめて娘との関係だけは修復しようとするが、冷たくあしらわれ、さらに好意をもっていた顔なじみのストリッパー・キャシディ(マリサ・トメイ)にも振られてしまう・・・。
ミッキー・ローク扮する中年の悲哀漂うプロレスラーの人生の光と影を見事に描いた人間ドラマ。
第65回ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞。

映画の初め、ミッキー・ロークの顔の正面をしばらく見せようとせず、数分後、画面に映し出された顔のアップは、分かっていたとは言えショックでした。
若かりし頃の美しさの面影は、どこにもありませんでした。
俳優魂とでも言うのでしょうか、崩れて年老いた顔をさらけ出し、レスラー役にふさわしい体格になり、哀しいほどの熱演で、素晴らしい映画でした。

エンドロールで流れる、ブルース・スプリングスティーンの歌は、生きることの辛さ、哀しさを感じさせます・・・


ひとつの芸しかできない子馬が楽しく自由に野原を駆けるのを見たことがあるかい?
あれは俺なのさ

片脚の犬が通りを歩いていくのを見たことがあるかい?
あれも俺なのさ

見たはずだよ 俺が旅して回るのを

見たはずだよ 一試合ごとに俺が何かを失うのを

見たはずだよ 俺が血を流して観客を喜ばせるのを

言ってくれ これ以上、何を望むんだ?

言ってくれ これ以上、何が欲しいんだ?

ボロと籾殻しか詰まってない案山子を見たことがあるかい?
あれは俺なのさ

風に向かって拳を振るう片腕の男を見たことがあるかい?
あれも俺なのさ

見たはずだよ 俺が旅して回るのを

見たはずだよ 一試合ごとに俺が何かを失うのを

見たはずだよ 俺が血を流して観客を喜ばせるのを

言ってくれ これ以上、何を望むんだ?

言ってくれ これ以上、何が欲しいんだ?

やすらぎを与えてくれるものから 俺は去ってしまう

帰るべき家を買う金はない

俺が唯一信じられるものは、俺の砕けた骨と、
この青痣だけだ

片脚のダンサーが心から楽しそうに踊るのを見たことがあるかい?
それは俺なんだ
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『ゴールデンスランバー』

2009年06月14日 | 
著者 伊坂幸太郎

仙台での凱旋パレード中、突如爆発が起こり、新首相が死亡した。
同じ頃、元宅配ドライバーの青柳は、旧友に「大きな謀略に巻き込まれているから逃げろ」と促される。
折しも現れた警官は、あっさりと拳銃を発砲した。
どうやら、首相暗殺犯の濡れ衣を着せられているようだ。
この巨大な陰謀から、果たして逃げ切ることはできるのか?  
                    (新潮社書籍紹介より)
この作品で、本屋大賞と山本周五郎賞を受賞。

遅くなりましたが、やっと読むことができました。
私が行っている図書館では、予約待ちの人がまだ122人もいますよ。
根強い人気ですねぇ。
この人気を知らなかったら、長い長い逃走劇を読み続けられなかったかも。
連続殺人事件の犯人「キルオ」が登場で俄然面白くなってきたと思ったら、主人公を助けて死んでしまい、憎むべき殺人者だけどチョット残念でした。
伏線が多く、物語の最後で、手に押された「たいへんよくできました」というスタンプに感動できたのも、伏線の賜物かな・・・。
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勝鬨橋

2009年06月11日 | Weblog
勝鬨橋(かちどきばし)橋脚内見学ツアーに参加してきました。
築地市場のすぐそばにある橋です。
隅田川を航行する船が減少し、また勝鬨橋が渡している晴海通りの交通混雑が激しくなり、昭和45年11月29日を最後に橋の開閉を中止しています。





 
以上の写真は、「かちどき 橋の資料館」より

安全ヘルメットと安全ベルトを付けて、高さ3.5mの梯子を垂直に降りるときは、チョットこわかったですよ。
橋脚内の機械室は、広さテニスコート約1面、高さ9mという巨大な空間です。




資料館内の模型


橋の上から見た景色・・・赤い船の見える所までが隅田川で、
その向こうは東京湾

講演会

2009年06月08日 | 講演会
国立天文台 公開講演会 「 7.22 日食と太陽研究最前線 」

写真は、2001年6月21日の皆既日食をザンビアから撮ったものだそうです。
若田さんが乗った国際宇宙ステーションを地上から次男と一緒に感動して眺めた数日後、7月22日が日食だということを次男に教えられ、さっそく講演会を見つけて申し込みをしましたよ。
今年の日食は、奄美大島北部や屋久島などでは、太陽が月にすっぽりと隠され、美しいコロナが見られる皆既日食が起こりますが、日本全国でも太陽が大きく欠けて見える部分日食を観察することができます。

今年は「世界天文年」で、ガリレオの望遠鏡観測から400年という記念すべき年とのこと。

太陽は、冬に最も地球に近く、夏に最も地球から遠い、なんてこと、知りませんでした。
冬が寒いのは、真上から日が差さないから。
太陽は固体ではない、ということも知りませんでした。
(科学的なことに無関心、無知でした~)

東京では、9時55分33秒より部分日食が見られます。
最大食は11時12分58秒で、12時30分20秒で終わり(今年の日食は時間が長いそう)
もちろん直接見てはダメ!
下敷き×、サングラス・ゴーグル×
専用の日食グラス(千円~千五百円)を使って太陽を観察してくださいとのこと。
(講演会参加者には日食グラスが無料で配られました。次男、夫、私で、我が家は3個ゲット)

ピンホール法・・・厚紙など、光を通さない薄いシートに小さな穴を開けて、日食中の太陽の光を当てると、穴を通って影の中に映った太陽の光が、欠けた太陽の形になっています。

木もれ日・・・ピンホールと同じ原理で、葉の間を通ったそれぞれの光が欠けた太陽の形になります。

日食で(ホントは皆既日食と言ってましたが)太陽の神秘を体験しよう!! 自然現象を楽しもう!!

7月22日が晴れますように!!
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