図書館へ行こう!

 本は私の人生の友・・・

『バリ山行』

2024年07月31日 | 

著者 松永K三蔵

 

古くなった建外装修繕を専門とする新田テック建装に、内装リフォーム会社から転職して2年。

会社の付き合いを極力避けてきた波多は同僚に誘われるまま六甲山登山に参加する。

 

>バリエーションルート。バリルート。そんな言い方も するという。

通常の登山道でない道を行く……「バリはさ、ルートが合ってるかじゃないんだよ。

行けるか どうかだよ。行けるところがルートなんだよ……

誰も来ない、こんなところでコーヒー淹れてさ。

この自然をひとり占めだよ。こんな贅沢なことある?」

 

久しぶりに良い本に出合えました🙂

 

表紙カバーを はずした状態の本……図書館の本は表紙カバーを しっかりテープで止めてあるので、

本を購入すると こうした楽しみがあります😁

 

夫は定年退職してからも嘱託として15年間 働きました……体調を崩して先日 退職しましたが、

長い間 夫が利用していた世田谷線(下高井戸〜三軒茶屋)の電車の写真です🚇

夫の職場の方々からは お花をいただきました🙇‍♀


『世界でいちばん透きとおった物語』

2024年07月29日 | 

著者 杉井 光

 

大御所ミステリ作家の宮内彰吾が死去した。宮内は妻帯者ながら多くの女性と交際し、

そのうちの一人と子供までつくっていた。それが僕だ。

「親父が『世界でいちばん透きとおった物語』という小説を死ぬ間際に書いていたらしい。

何か知らないか」宮内の長男からの連絡をきっかけに始まった遺稿探し。

編集者の霧子さんの助言をもとに調べるのだが……。

 

第1章から第12章までの文章が各章のページの最後でピッタリ終わり、

途中で気が付きましたが、それが小説のテーマにつながることに……

特殊な小説形態で、多大な負担を強いる台割り作成があったとのことです。

 

 

(去年の8月に読んで下書き保存していた記事です)


映画『バスカヴィル家の犬』

2024年07月27日 | 映画

富豪の変死事件と その娘の誘拐未遂事件の真相を求めて、

犯罪捜査コンサルタントと元精神科医が謎の解明に挑むサスペンスあふれるミステリー。

2022年公開映画をNetflixで観ました……

最近、夫が体調を崩し、家を長時間あけられないので、映画館は少し ご無沙汰です。

 


『死してなお君を』

2024年07月25日 | 

著者 赤井三尋(みひろ)

 

昭和32年、売春防止法の施行により、まさに赤線の灯が消えようとしている時、

東京地検をドロップアウトした元特捜検事・敷島航一は、夕子という娼婦と巡りあう。

そして、政官を巻き込んだ売春汚職、読売新聞記者の「不当逮捕」事件、

検察庁内部の派閥抗争という時代の流れに、否応なく巻き込まれていく。

 

先日 読んだ同じ著者の『翳(かげ)りゆく夏』が良かったので、こちらも読みました。

上下段の文章の本なので読みでがありましたが、引き込まれる内容で良かったです。

 


『週末、森で』(漫画)

2024年07月23日 | 

著者 益田ミリ

の近くに住むフリーの翻訳家・早川さんと、街に住む、出版社勤務のマユミさん、旅行代理店勤務のせっちゃん……30代女ともだち3人の物語。

3人が森で作った「雪うさぎ(耳は枯れ葉)」の写真が、本の最後に付いてました🐇

 

「このまま歳をとって、“何にもなれず”終わるのかな...」 悩める二人の女性に、一人の少女が大切なものを運んでくる……。

アラサー、アラフォーを超え、すべての人に贈る傑作漫画 !!


『翳りゆく夏』

2024年07月21日 | 

著者 赤井三尋

 

「誘拐犯の娘が新聞社の記者に内定」

週刊誌のスクープ記事をきっかけに、大手新聞社が、20年前の新生児誘拐事件の再調査を開始する。

社命を受けた窓際社員の梶は、犯人の周辺、被害者、当時の担当刑事や病院関係者への取材を重ね、ついに「封印されていた真実」をつきとめる。

第49回(2003年)江戸川乱歩賞受賞作。

 

20年以上前の作品ですが、読んでいませんでした……とても良かったです !!

 


絵本『橋の上で』

2024年07月19日 | 

湯本香樹実・文  酒井駒子・絵

 

「耳をぎゅうっとふさいでごらん」

学校帰り、ぼくはひとりで川の水を見ていた。

そこに雪柄のセーターのおじさんがあらわれて、

ふしぎなことをおしえてくれた……

 

>こうやって、

耳をぎゅうっとふさいでごらん。

遠くからやってくる

水の音が、きこえるよ。

 

(湯本香樹実さんの言葉)

自分が世界の一部であることを知るとき、

それは自分の中にある世界に気づくときでもあるはずです。

心の中のその世界とのあいだに橋を架け、つながりを実感することは、

困難や思いがけない出来事を乗り越えていく力になると信じています。

 


すき焼き😋

2024年07月17日 | Weblog

昨日は長男の誕生日でしたので、新宿高島屋14階にある「人形町今半」で

すき焼きをいただきました😋

〆の ふわ玉ご飯も とても美味しかった〜

 


『母という呪縛 娘という牢獄』

2024年07月15日 | 

著者 齊藤 彩

 

母と娘……20代半ばまで、お風呂にも一緒に入るほど濃密な関係だった二人の間に、何があったのか。

公判を取材しつづけた記者が、拘置所のあかりと面会を重ね、刑務所移送後も膨大な量の往復書簡を交わすことによって紡ぎだす真実の物語。

獄中であかりは、多くの「母」や同囚との対話を重ね、接見した父のひと言に心を奪われた。そのことが、あかりに多くの気づきをもたらした。

一審で無表情のまま尋問を受けたあかりは、二審の被告人尋問で、こらえきれず大粒の涙をこぼした……。

殺人事件の背景にある母娘の相克に迫ったノンフィクション。

 

数年前の週刊誌広告「医大受験に9年浪人した被告女性」という見出しを記憶しています。

一審の裁判長の言葉……

「あなたはいままでお母さんに敷かれたレールを歩まされてきたけれども、

これからは真摯に罪と向き合って、

罪を償い終えた後は、あなた自身の人生を歩んでください」

あかりは、母親との苦しみを、他人であっても理解してくれると知りました。

 

 

(去年の8月に読んで下書き保存していた記事です)


映画『キングダム 大将軍の帰還』

2024年07月13日 | 映画

 

原泰久の同名人気漫画を実写映画化した大ヒット作「キングダム」シリーズの第4作。

「馬陽の戦い」で敵将を討った信たち。しかし、そんな彼らの前に趙国総大将が姿を現す。

その圧倒的な力を前に為す術もない飛信隊は、致命傷を負った信を守るべく決死の脱出を試みる。

一方、戦局を見守っていた王騎は再び戦地へと赴く。

 

信を山﨑賢人、趙国総大将を吉川晃司が演じてます。

王騎の大沢たかおは相変わらず存在感がありました。